年代別の貯蓄額はいくら?
いくら貯まったかな?
30代から60代と幅が広いので、老後にもらえる年金はだいぶ異なると思いますが、どの年代にとっても「年金が不安」「備えている預貯金等が不安」と感じている様子がうかがえます。
老後資金の対策としては、「働ける間は働く」「今から老後に備えて貯蓄等をする」といった方法がありますが、世間の人はどれくらい貯蓄をしているのでしょうか?
平成25年家計調査で2人以上いるサラリーマン世帯の貯蓄高を見ると、全体平均で、1244万円とのことです。「平均で1000万円以上」というと驚いてしまいますが、主にシニア世代が平均額を引き上げているので、年代別に見てみましょう。
20代:295万円
30代:614万円
40代:1033万円
平成25年度家計調査をもとにガイド平野が図表作成
皆さんは、同世代の平均と比べてみていかがでしょうか? もちろん、他人と比較して良い悪い、というものではありません。「結婚式を挙げたばかり」「マイホームや車を買ったばかり」など、大きな支出があった直後は、貯蓄残高も大幅に少なくなります。ご自身のライフプランに合わせて、必要な貯蓄額を見つけていただきたいと思います。適正な貯蓄額の考え方については、こちらのコラムをご覧ください。
●参考コラム「貯金は給料の2割は本当?あなたの適正な貯金額は?」
上記の表では、貯蓄額だけでなくその内訳についても記載しました。例えば、30代の場合、合計614万円のうち、銀行の普通預金等に179万円、ゆうちょ銀行の通常貯金に55万円、銀行の定期預金等に132万円、ゆうちょ銀行の定額貯金等に52万円と、420万円近くが銀行とゆうちょ銀行に預けられていて、そのうちの半分以上が普通預金などいつでも引き出せる状態にあることが分かります。ガイド平野のところに相談にいらっしゃる方々の中でも、貯蓄は全て銀行の普通預金に入れっぱなしで、定期預金にもしていない、という方が多くいらっしゃいます。皆さんは、貯蓄の配分、どうしていますか?
>>普通預金に預けっぱなしはOK?