復習はレッスン後すぐに行おう
座学と同様にバレエでもレッスンノートがとても役に立ちます。活用のヒントをご紹介します。
書き留めるタイミングは、レッスン後すぐが望ましいですね。記憶が去らないうちに……。
書き留めたノートは定期的に何度も読み返してみましょう。その時の臨場感をしっかりと思い出しながら読むと効果的ですね。自分の経験したことを書き留めるということは、それだけで上達のための財産になります。また、レッスンを思い出しながら過去のフィードバックをしっかり行うことで、上達のために何が足りないかを把握できます。
レッスンノートをつけることをどうぞ習慣にして欲しいと思います。
テーマを決めてノートを取ることが重要
レッスンを受ける前に「今日はここに気をつけてレッスンを受ける」
とテーマを決めてレッスンに臨むと、より集中してレッスンを受けることができます。レッスン中は、先生がたくさんの情報を与えてくれます。そのたくさんの情報をすべて注意することは難しいです。情報量が多すぎて頭がパニックになることもあるでしょう。
パニックにならないためにも、「今日のテーマ」 を決めてレッスンに取り掛かることがおすすめです。例えば、「今日は音のテンポを外さないように踊る」 とか、「今日は膝をしっかりと伸ばす」 とか、さらには 「今日はステップを間違わないようにする」 など。
このようにテーマをたくさん用意できると、レッスンノートの活用が楽しくなり、継続しやすくなります。いつも同じテーマだと飽きてしまいますから。
復習という過去のフィードバックで得た、自分の弱点を克服するテーマを決めれば、上達の手助けになるでしょう。また、お友達も巻き込んで、ノート仲間になってもらえると、自分とは違った観点のテーマを教えてくれたりして、それもまた新鮮な刺激となります。
テーマの達成を点数化してみる
自分で決めたテーマ課題がレッスン中に達成できたかどうかを10点満点中何点と記載するとよいでしょう。点数化することで現在の自分の立ち位置を客観視できます。一日のレッスンを見開きでまとめて効率UP
左ページに 「今日のテーマ」、「自己採点」、「先生の注意」 などを書き留めましょう。右ページには、「自分がレッスンで感じたこと」 や、「今の自分に必要な課題」 などを自由に書き留めてみます。右ページは復習の部分となり、次回のテーマ作りに役立ちます。見開きにすることでその日一日のレッスンが一度に目に入るようになります。どのような構成でも構いませんが、見開きにし、一日のレッスンを一目で追えるようにしましょう。
■まとめ
いかがでしょうか。ノートを活用して自分の課題を克服するアイデアをいくつか挙げてみました。最初から全てを行う必要はないので、まずはすぐに出来るところから始めましょう。そして、少しずつ項目を増やして、自分に合った上達ノートを作成していただきたいと思います。