遥かなるシルクロードの軌跡を辿る

敦煌「鳴沙山」

かつてキャラバンが行き交ったシルクロード (C)写真家/大難不死

敦煌undefined「兵馬俑」

シルクロードには人類の宝が数多く存在 (C)写真家/大難不死

ゴビ砂漠のオアシス都市敦煌と、かつて長安と呼ばれた古都西安という、シルクロードの主要な2都市を一週間で堪能できるスペシャルコースです。世界に名高い莫高窟をはじめ、シルクロードの関所であった玉門関や陽関、世界8大奇跡と称される兵馬俑など、見ごたえたっぷり! シルクロードファン必見のページです。

 

シルクロードの分岐点と発着点――敦煌&西安

敦煌「莫高窟」

莫高窟。東西文化が融合する敦煌の遺跡 (C)写真家/大難不死

敦煌「鳴沙山」

鳴沙山。多くの詩人がここで詩を詠んだ (C)写真家/大難不死

敦煌が本格的に歴史に登場するのは紀元前約100年、漢の武帝が張掖、武威、酒泉、そして敦煌の「河西四郡」という軍事基地を設置したのが始まりです。それから敦煌は、シルクロードの交易の窓口として繁栄しました。その利権を狙う民族は少なくなく、漢民族に支配されたかと思えば、吐蕃や西夏といった異民族の手に落ちたり、時代の荒波に翻弄され続けたのです。そのため、敦煌の街はアジアとヨーロッパが入り混じったような独特な雰囲気を醸し出しています。

 

敦煌「兵馬俑」

秦始皇兵馬俑。今もなお、西安を護り続ける古代の兵士たち  (C)写真家/大難不死

一方西安は、紀元前11世紀から10世紀までの約2000年という長きに渡って、西周から秦、漢から隋、唐の都城と十数の王朝の都として繁栄してきました。かつて西安はシルクロードの起点と言われていましたが、2007年4月に中国政府がシルクロードの起点を洛陽であると認定してから、そちらの説が有力となりました。とはいえ西安はシルクロード重要地点だったことは間違いない事実です。

かつて中国の西の果てだった敦煌と、中国の中心地だった西安。同じシルクロードの都市と言えど、二つはまるで違う雰囲気。中国の広大さを実感できます。

2都市を巡る本コースの行程は、日本→西安→敦煌→西安→日本。航空券は日本(成田、中部、関西)⇔西安の国際便と西安⇔敦煌の国内便を手配します。

出発前に、小説『敦煌』井上靖著(映画版もあり)や映画『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』の鑑賞をおすすめします。作品でイメージした映像が遺跡を見るたびによみがえり、旅が更に充実すること間違いなしです!

 

おすすめシーズン

敦煌「莫高窟」

正面にあるのが莫高窟のシンボル九層楼 (C)写真家/大難不死

敦煌「兵馬俑」

西安は暑さ寒さ対策をすればオールシーズンOK (C)写真家/大難不死

出発の時期は気候の厳しい敦煌を参考に決めましょう。敦煌のベストシーズンは一般的に春と秋と言われますが、砂漠地帯の敦煌の春は黄砂が激しいので秋がベストシーズン。また、一日の寒暖差が大きく、4月、10月は夜になるとかなり冷え込むので、防寒グッズは欠かせません。夏は40度を超えることもありますが、乾燥しているので、不快指数は低めです。年間を通じて日差しが強いので日焼け対策は必須です。

なお、中国の連休時は観光ラッシュで身動きがとれなくなるので、避けるのが懸命です。中国の法定祝日については「中国の季節(気候・気温)・祝日・イベント」をどうぞ。

■日本~西安~敦煌~鳴沙山、月牙泉~莫高窟~玉関門、陽関~西安~兵馬俑、秦始皇陵&華清池~日本
  • 1日目:日本(成田、中部)>西安
  • 2日目:西安>敦煌/鳴沙山、月牙泉観光
  • 3日目:莫高窟/沙州市場観光
  • 4日目:玉門関、陽関、雅丹(ヤルダン地質公園)など
  • 5日目:敦煌>西安
  • 6日目:西安/兵馬俑、秦始皇陵&華清池
  • 7日目:西安>日本

1日目 日本→西安

西安「明代城壁」

北京をはじめ各地で取り払われてしまった貴重な城壁

まずは西安に向かいましょう。日本と西安を結ぶ便は、成田(週7便)、中部(週7便)、関西(週7便)があります。ただし、どれも直行便ではなく経由便(北京上海など)なので、フライト時間は5~6時間強。この日は西安で宿泊します。

早朝便で早めに西安に到着した人は、西安のランドマーク的存在の明代城壁や鐘楼鼓楼、三蔵法師縁の大雁塔など、市内観光を楽しんでください。