エージェントでも属人的な差がある
お互いが背伸びせずに表現することがミスマッチをなくします
規制緩和以降、ここ10年以内で創業された会社は登録者DB(データベース)システムを軸に、データに基づいたデジタルな方法論を取っています。経験が少ない分、標準化したサービスでカバーをしているのが現状です。
このようにアナログ型、デジタル型のエージェントは存在しますが、型はどちらが自分に合っているかを判断した上で、エージェントを選び、その中で信頼できるコンサルタントを探すことが一番重要です。
仕事を通じてのスカウトを除き、転職エージェント経由の一般的な転職の場合、転職して定着しうまく昇進していく人はまだまだ一部といえるでしょう。厳しく見た場合、成功する転職は20%位かも知れません。
現状に不満があるとどうしても隣の芝生は青く見えてしまい、安易に飛びついた転職で失敗してしまうケースも多いものです。最も理想的な転職の形は、現職での仕事ぶりに目をつけられ、企業の方からスカウトされることです。圧倒的な実績こそが成功する転職の近道であることは肝に銘じましょう。
では、どうやって転職の成功確率を上げるのか?
まず、型の相性でエージェントを選択し、その中で信頼できるコンサルタントを探します。転職する会社に関してのグレーの部分を無くし、きちんと臆せずに質問をすることです。入社してから、“こんなはずじゃなかった”では済まされません。採用企業にとって、求職者はお客様。現実よりも美化した情報を伝えがちです。入社前と入社後のイメージを合わせるためにも、悪いことを含め、事前に確認することです。また、特にキャリア・中途採用の場合、どんな優秀な方でも企業側の受け入れ体制がうやむやな状態で仕事を開始してしまうと、中々成果を出すことはできません。受け入れ体制、期待されている成果や評価基準を含め、事前にきちんとイメージ合わせをすることは自己防衛のためにも極めて大切なことなのです。