手紙の書き方・文例/手紙の基本構成

印象UPする封筒の書き方と切手の正しい貼り方

封筒の書き方と切手の正しい貼り方についてご紹介いたします。洋封筒を用いて横書きにする場合は、切手の貼る位置を間違えてしまうということも案外多いようです。洋封筒(横書き)の切手の貼る位置や、様などの敬称、机下などの脇付等、いくつかの注意点を見直してみましょう。

井上 明美

執筆者:井上 明美

手紙の書き方ガイド

封筒の書き方と切手の貼り方は?

封筒の書き方と切手の貼り方

封筒の書き方と切手の貼り方

封筒やはがきの表書き(郵便番号、住所、宛名)は、縦書きの場合はそう迷うこともないものですが、洋封筒を用いて横書きにする場合は切手の貼る位置に迷う、または間違えてしまうということも案外多いようです。そんな洋封筒(横書き)の表書きや切手の貼る位置など、いくつかの項目を見直してみましょう。
   

和封筒・洋封筒(縦書き)の場合

図1

図1

縦書きの場合は、和封筒・洋封筒ともに、切手の貼る位置は同じです。郵便番号の左側に、文字と同じ向きに貼ります。
 

洋封筒(横書き)の場合

図2

図2

封筒を郵便番号枠が右側に来るように置きます。上から少しあけて、住所や会社名を書きます。宛名は住所よりもやや大きめの文字で封筒の真ん中あたりに書きます。郵便番号欄の入っていない封筒の場合は、相手の住所の上に行頭を住所とそろえて郵便番号を記します。

この場合に気をつけなければいけないのが、切手の貼る位置です。図2のように封筒の右上が正しい張り方です。縦書きの場合は、和封筒、洋封筒ともに左上になりますが、洋封筒の横書きの場合の切手の位置は右上になります。向きは住所と同じになりますから、貼る位置、向きともに間違えないように注意しましょう。
 

会社名や宛名の正しい書き方は?

日常何気なく書いている手紙ですが、切手の貼る位置や様などの敬称の使い方等、案外迷うこともあるものです、それらを見直してみましょう

日常何気なく書いている手紙ですが、切手の貼る位置や様などの敬称の使い方等、案外迷うこともあるものです、それらを見直してみましょう

■会社名
会社名は行頭から記します。(株)(有)などと略さずに、図のように「株式会社オールアバウト」と書くのが正式です。また、「○○株式会社」か「株式会社○○」かにも注意しましょう。

■肩書き・宛名
肩書きが付く場合は、図の「部長」のように宛名の上に、宛名よりもやや小さい字で記します。肩書き・役職名が長い場合は、2行に分けたり、宛名の右上に記したりする場合もあります。

*宛名が連名の場合
たとえば、田中文雄様、鈴木一男様と連名にしたい場合、ビジネスならば間違えることは少ないかもしれませんが、田中文雄様と奥様の章子様ご夫妻に出す場合には、「様」の使い方を間違えてしまうという例も少なくないようです。この場合も、田中文雄様 章子様 のように「様」はそれぞれに付けます。「様」「殿」などの敬称の使い分けについては「間違っていませんか?様・殿など敬称の使い分け」を参考にしてください。

■脇付
図の「机下」とは、「脇付」のひとつです。「脇付」は、手紙の宛名の脇に書き添えて、相手に対する敬意などを表すものです。ほかにもいくつかの言葉がありますが、現代では、「侍史」や「机下」を用いるぐらいで、目にすることは少なくなった感があります。

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