カナダ東海岸最大の町、ハリファックス

ハリファックスの町の象徴である時計台 (C) Wally Hayes

ハリファックスの町の象徴である時計台 (C) Wally Hayes

カナダ大西洋岸はヨーロッパに位置的に近く、英仏両国からたくさんの人たちが移住してきたことから、カナダの歴史を語る上ではずせない地域です。現在では政治経済の中心は内陸や太平洋沿岸地方に移り、比較的こじんまりした小さな町が多い印象。そんなカナダ大西洋沿岸地方でも、ひときわ大きな町がハリファックスです。

大きな港湾施設の周囲に開発されたウォーターフロントエリアという新しい面と、カナダの歴史を今に伝える数々の史跡。今回の記事では、新旧両面の魅力にあふれたハリファックスをご紹介します。

日本からのアクセス

地図上の赤い部分がノバスコシア州。ハリファックスはその州都(クリックで拡大)

地図上の赤い部分がノバスコシア州。ハリファックスはその州都(クリックで拡大)

上の地図でお分かりのように、ハリファックスはカナダ本土では一番東側に位置しています。日本からハリファックスへの直行便はなく、成田からトロントに直行便でアクセスし、そこから国内線で乗り換えるのが一般的。

モントリオールからVIA鉄道の夜行列車オーシャン号でのアクセスも可能。東部カナダの見どころであるケベックシティなどとの組み合わせも容易です。

また、赤毛のアンの故郷として知られるプリンスエドワード島は位置的に近く、島への観光の途中に立ち寄りも可能。また、フェリーでのアクセスも可能なので、空路と陸路を合わせれば、変化に富んだ旅程になります。

プリンスエドワード島からのフェリーでのアクセスはこちらの記事で>>>プリンスエドワード島(島へのアクセス方法)

空港からダウンタウンへのアクセス

カナダ東海岸への玄関口である空港ターミナルビルの館内

カナダ東海岸への玄関口である空港ターミナルビルの館内

ハリファックス空港は市街地の北、およそ35kmのところにあり、ダウンタウンから比較的距離のあるロケーションです。空港からはメトロエックス(Metro X)と呼ばれる公共バスと、エアポートエクスプレス(Airport Express)という2つのバスが主なアクセス方法。

メトロエックスは公共バスの運行系統の一つで、空港線は320系統。朝夕のラッシュ時には30分おき、それ以外の時間はほぼ1時間おきに運行しています。所要時間は約1時間。

エアポートエクスプレスはダウンタウンの主なホテルと空港を結んでいます。ただし、通常便7往復、エクスプレスバス6往復と、本数がそれほど多くないので、フライトによっては利用が難しい場合も……。利用の際には出発時間の確認をお忘れなく。所要時間は45分~1時間と、下車する場所によりかなり幅があります。

タクシーも利用可能ですが、メーター料金が6カナダ0ドル以上で、さらに15%程度のチップを加えることになりますので、合計で70カナダドル程度とかなり高額です。よほど急ぎでない限り、あまり賢い選択とは言えません。

<DATA>
Metro X
料金:大人3.50カナダドル、子供は2.75カナダドル
ハリファックスの市バス。シャトルバスのように、各ホテルを回ってくれるわけではないので、要注意

Airport Express (Maritaime Bus)
料金:片道22カナダドル、往復40カナダドル
空港とダウンタウンの主要ホテルを結ぶシャトルバス。

ハリファックスの気候

大西洋を流れる暖流の影響を受けるため、カナダの内陸地方に比べると、やや気候は温暖です。とはいえ、日本に比べると夏は格段に涼しく、冬の寒さは厳しくなります。かなり大雑把ですが、各季節の平均気温の目安は以下の通り。
  • 春(4月中旬~6月上旬) 最高気温10度/最低気温0度
  • 夏(6月中旬~9月上旬) 最高気温20度/最低気温12度
  • 秋(9月中旬~10月) 最高気温10度/最低気温0度
  • 冬(11月~4月上旬) 最高気温0度/最低気温-8度
四季に分けましたが、東京や大阪などと比べると、全般的に気温が低いため、春と言っても、日本の冬の気候とあまり変わりません。真夏でも夜は10度を切ることも珍しくありませんので、1枚多めの服装を心がけるなど、十分に注意しましょう。

また、8月から10月にかけて、北米東海岸を北上するハリケーンが稀にハリファックスまで到達することがあります。日本の台風が北海道へ上陸するよりも低い確率ですが、秋は日本と同じく台風シーズンであることも念頭に置きましょう。