貯蓄先取りの家計だけでは、貯金ができない!
家計簿は使ったときにつけるのが原則。ふたりで協力してつければ負担は少ない。
ところが現代は、カード決済や口座引き落とし、さらには電子マネーのように支出方法が多種多様になっています。また、それらの支出方法は、支出の時期(実際に使った時期)と、決済の時期(口座からお金が引き落とされる時期)がずれています。すると、貯蓄先取りで、預金を分けておいたとしても、日々の支出を管理していない限り、貯蓄先取りの後の使える範囲以上のお金をカードで使ってしまえば、取り分けた貯金を取り崩すこととなり、結局は、貯蓄目標を達成できないことになってしまいます。
カードの支払も支出時点で家計簿につける
貯蓄目標を達成するために日々の収支状況を把握するには、家計簿のつけ方の大原則に戻り、支出した時点で記帳する(家計簿をつける)ことが重要です。カード払いをした時には、カードの支払明細を受け取り、その支払明細をベースに記帳します。プリペイド型の電子マネーの場合は、チャージした時点で全て使ってしまったものとして支出入力します。そうすることで、貯蓄目標の達成状況を見ながら、支出を調整します。もともと忙しくて、家計簿をつけるのが大変なのに、支出の時点で家計簿をいちいちつけるのでは、さらに負担がかかると思われる人も多いと思います。もともとキチンと貯金ができている人であれば、家計の現状を把握するために、記録中心の家計簿のつけ方で良いでしょう。けれども、貯金ができない人であれば、今までの方法を行っていても、貯金ができない状態で何も変わりません。貯蓄目標を達成できるように支出のペースがつかめるようになったら、また元の記録中心の管理方法に戻せばよいのです。
Web家計簿では、家計の収支状況がほぼリアルタイムに把握できる
最近は、インターネット家計簿を利用する人が増えてきました。主要なインターネット家計簿では、カード会社や銀行と連携していて、自動的に家計簿を作成してくれます。さらに使い勝手が良い点は、カードで支払った場合、カード利用日に支出として記録されるため、毎月の収入と、実際にその月に使った分が把握できることです。日々、貯蓄目標の達成状況を見ながら、支出を調整することが可能になります。家計簿をつける手間が省け、収支状況を把握しながら家計を管理するという2つの機能を備えた最強のツールといえるでしょう。【関連記事リンク】
・インターネットを使ってお金を簡単に管理する方法
・三日坊主にならない家計簿のつけ方
・Webを使って簡単に家計を管理する方法
・貯金は給料の2割は本当?あなたの適正な貯金額は?
・家計簿をつけなくても貯まる夫婦の共通点3つ