自分にあったイビキの治し方を見つけましょう
大きなイビキは周りの家族の睡眠の質を下げている恐れがあります
睡眠時間は一日の疲れを癒す幸せな時間。イビキに邪魔されず、深い眠りにつきたいものです。睡眠の専門家であるガイドも試した、ネットショップなどで手に入る3つのイビキ予防グッズをご紹介します。
テープで口を閉じてイビキを軽減 「ネルネル」
口閉じテープ「ネルネル」(三晴社)
眠っているときには意識して口を閉じていられないので、口にテープ貼ってイビキを予防します。かぶれにくいタイプのバンソウコウでもよいのですが、口閉じ専用のテープ「ネルネル」を使うと安心です。なんといっても「ネルネル」は、アマゾンの「いびき軽減グッズ」部門で第1位の人気商品です。
眠る前に口を閉じて、口の中央に「ネルネル」を貼ります。唇を少し内側に巻き込むようにしてテープを貼ると、しっかり口を閉じられます。うまく貼れなかったときには貼り直せますが、本来は使い捨てるものなので、眠っているあいだにテープが取れてしまうかもしれません。苦しくなったときに口で呼吸できるよう、口の両端から空気が出入りできることを確認しておきましょう。
■口閉じテープ「ネルネル」
枚数:21枚/箱
参考価格:1,080円
販売:三晴社
【使用した感想】
実際に使用してみると、形や大きさがちょうど良いので貼りやすく、かぶれることもありませんでした。イビキはゼロにはなりませんでしたが、かなり減少し、起床時のノドの乾きや痛みは全くなく、快適に目覚められました。
アゴを支えてイビキを軽減 「スノアゴン」
「スノアゴン」(ヤマオカインターナショナルコーポレーション)
「スノアゴン」は、交通事故など首を痛めた人がつける、首に巻くコルセットの形をしています。下アゴを下から支えることで、口が開かないようにします。
つけ方は簡単です。眠る前に「スノアゴン」を首に巻くだけ。面ファスナーで長さが調整できるので、首周りが35~45センチの方なら巻かれます。「スノアゴン」の上部のくぼんだ部分にアゴがおさまるようにして、長さを調整します。ゆるすぎると眠っている間に口が開いてしまいますし、きつすぎると苦しくて眠っていられないので、何回か試してみて長さを合わせてみてください。
毎日使うと、寿命は約1年だそうです。口閉じテープを1年間、毎日使うと1万9千円ほどになります。「スノアゴン」の購入価格は高めですが、口閉じテープと効果が同じくらいなら、こちらのほうがコストパフォーマンスが優れています。
■「スノアゴン」
販売:ヤマオカインターナショナルコーポレーション
重量:40g
首周りサイズ:35~45cm
材質:中身 ポリエチレン、外側 綿・ナイロン・エラスチン
製造国:ニュージーランド
参考価格:4,536円
【使用した感想】
スノアゴンをつける前に比べれば、イビキの回数は減りました。巻きつける強さには個人差がありそうです。また冬には首まわりが温かいので良いと思いますが、夏は少し暑そうで心配です。
自分で調整できるマウスピース「Stop Snoring Solution」
いびき防止マウスピース「Stop Snoring Solution」(アルファ ベスト ショップ)
マウスピースは本来なら、歯科医院で歯型をとって作りますが、数万円もかかってしまいます。そのためまずは、ネットでも買える安いマウスピースを試してみるのがよいでしょう。ここでは、オーストラリアで医療器具としても認められている「Stop Snoring Solution」をご紹介します。
このマウスピースは、自分で自分の歯に合わせられます。付属の青いハンドルをマウスピースの真ん中の穴に通し、マウスピースを80~90度のお湯に20~30秒つけます。次に、水に15~25秒間ひたします。柔らかくなったマウスピースを口に入れ、歯にはめてかみます。舌や指でマウスピースを押して、自分の口にフィットするように形を整えます。最後にマウスピースを固めるために、冷水につけます。形がうまくできなかったら、もう一度お湯につければ柔らかくなるので、作り直すこともできます。
アゴの関節や歯ぐきに痛みや異常がある人、入れ歯を使っている人、歯並びを矯正中の人は使えませんので、ご注意ください。
■いびき防止マウスピース「Stop Snoring Solution」
セット内容:マウスピース・挿入用ハンドル・ケース 各2セット、簡易日本語説明書
材質:EVA(エチレン・酢酸ビニルコポリマー・熱可塑性プラスチック)
企画・開発:オーストラリア
製造:中国
販売:アルファ ベスト ショップ
販売価格:6,500円(税込)
【使用した感想】
イビキを減らす効果はかなりありました。このマウスピースを付けて横向きで寝ると、イビキがほぼなくなりました。歯ぎしりで歯を痛めることの予防にもなります。ただし、最初は違和感があるかもしれません。慣れるために日中にある程度の時間だけつけてみて、その時間を徐々に伸ばしていき、慣れたら眠る時につけるとよいでしょう。また翌朝に歯が痛くなることもありました。下アゴを引き出すときに、歯に負担がかかるためです。目覚めたあとも長い時間続くようであれば、まずマウスピースの使用を1日おきにしてください。それでも良くならなければ、歯科医に相談して自分の歯に合わせたマウスピースを作ってもらいましょう。
不眠・睡眠障害について、いびきについてもっと詳しく知りたい方は「いびきまとめサイト」、その他の睡眠障害に関しては、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」や「歯ぎしり・寝言・金縛り・悪夢」をご覧下さい。