肉、酒、タバコ好きは、加齢臭を大量生成!?
Q:加齢臭は男性特有のものではないの?
A:女性にも、加齢臭があります。年齢を重ねると基礎代謝が減るので、エネルギーとして使いきれない中性脂肪やコレステロールが体に溜まります。これが回りまわって、脂肪酸として皮脂腺から分泌される量が増えると、皮膚の表面にいるバクテリアが発酵し、ノネナールという体臭の成分を発します。
加齢とともに皮膚の代謝も悪くなるので、ノネナールを蓄えた古い角質が残りやすくなり、加齢臭といわれるようになります。
Q:加齢臭が出やすいタイプの人はいるの?
A:肉や脂っこい食事が好き、お酒やタバコが好きという人は注意しましょう。若い頃はなかったのに、最近、汗で服が黄ばんでいる……などの変化があったら、ニオイも出ている可能性大。食べすぎ、肥満、汗をかいて放置するなどもNGです。
女性ホルモンは、体臭を抑える働きをするといわれているものの、女性ホルモン自体が加齢とともに分泌が減るので、女性でも加齢臭には注意が必要です。
教えてくれたのは……
アンチエイジングガイド 宇山恵子さん
医療・美容ジャーナリスト。女性の体全般への知識が深く、食事、運動、睡眠、エステなど、さまざまな角度からアンチエイジングを追求。