いきすぎた清潔志向は危険!
食後に歯磨きすれば問題なし
Q:口の中を清潔に保つほど、ニオイを防げるんじゃないの?
A:確かに、口の中の汚れを取り除くことは大事です。でも、やたらと歯磨きをしたり、殺菌力の強い歯磨き粉を使ったりしていると、“口腔内殺菌”のバランスが崩れてしまうんです。
口の中には、300種類くらいの細菌が数千億個住んでいるんですが、その大半は、口の中の環境を整えてくれる良い菌。だから、歯磨きをしすぎて良い菌が死んでしまうと、口内環境が乱れて、口臭が発生します。
Q:では、口臭を防ぐためには、どうすればいいの?
A:自分に合った歯ブラシを使って、食後に歯磨きをすることが第一。ブラシは、すみずみまで磨きやすい小さいものがいいですよ。また、毛が硬いと歯茎を傷めてしまうこともあるので注意しましょう。舌クリーナーで、舌にこびりついた汚れを取るのもオススメです。
ニオイが強いものを食べたときは、牛乳、コーヒー、ハーブティなどを飲むと、多少和らぎます。また、口臭の原因は、食べかすや食べたもの以外に、口や胃の病気、肝機能の低下など、さまざま。気になる場合は、一度病院で相談するのも◎
教えてくれたのは……
ボディケアガイド 和田清香さん
NYにて、さまざまなボディケア術を習得。ニオイやムダ毛、スキンケア、ダイエットなど、女性らしい美しい体でいるためのノウハウを多面的に発信中。
スキンケアガイド 永富千晴さん
美容ジャーナリスト。美容コミュニティサロン「club C.」主宰。最新美容情報を発信するほか、企画編集や商品アドバイザーなどでも活躍。