人気のシルバーアクセサリーショップがモンキーフォレスト通りに登場
店内は白を基調とした温かみのある空間。お洒落な透かし扉が扉が出迎えてくれました
ウブド地域でショッピングに最も人気のモンキーフォレスト通りに2014年3月20日にオープンしたオリジナルシルバーの「マニ(サンスクリット語で宝石・真珠などの意味)」。オーナーの日本人女性ユウコさんは10年も前から、ハヌマン通りにシルバーアクセサリーとガムランボールのお店「アスタリスク」、シルバー・ビーズのお店「トコ・ビード」を経営しています。ガイドブックなどでも紹介され、シルバーやアクセサリー好きの日本人女性が滞在中に立ち寄る人気店です。
細身のネックレス、シルバービーズが編み込まれたブレスレット、お揃いのピアスなど、見ているだけで楽しい店内
マニ店ではガムランボールで知られる「アクタリスク」と「トコ・ビード」から厳選された商品だけを販売しています。ハンドメイドで作られたシルバーアクセサリーの商品はすべてオリジナル。熟練の職人さんの手技によって高品質な商品が作られます。アスタリスクの姉妹店であるトコ・ビードではシルバーのビーズパーツを扱っており、シルバーチェーン、シルバーのビーズを使って手作りした携帯ストラップ、チョーカーなどがあります。
今でも根強い人気のガムランボール
元祖ガムランボールを改良したアクタリスクでは、品質の良いシルバーをたっぷりと使い、良い音が出るように品質にこだわって作られているため、類似品とは音が違うのだそうです。職人がひとつひとつ全ての工程を手作りしているので、それぞれ音色が異なるのだとか......
15年前に私が初めて耳にした「ガムランボール」という商品。その当時はウブドのアクタリスクでしか買えないものでした。元々は工芸品として作られていたコブシほどの真鍮のボール、ボラ・ミンピ(英語でドリーム・ボール)に着目し、シルバーを使ってデザイン、大きさや用途を改良してアクセサリー感覚で楽しめるようにリメイクしたのがアスタリスクのユウコさんです。
現在はあっという間に類似商品が出回り、どの土産物店でも取り扱っているバリ島の人気お土産商品です。ガムランとはバリ島の伝統舞踊で演奏される真鍮で出来た楽器の名前。中身の音が出る構造の部分が、バリの伝統的な楽器のガムランと同じ真鍮でできているのに目を付けた人が、バリの伝統工芸らしい名前を!と「ガムランボール」と名付け、広く知られる様になりました。
オリジナル商品が完成するプロセス
工夫を凝らした繊細なディスプレイが女性心をくすぐります、思わず手に取ってみたくなる可愛らしさ!
作る手順には、こんなものを作りたい!と思ってから材料を探すケースと、先に素材を買っておいて、後から何を作るか考える場合があるそうです。いずれも熟練した職人さんの手に委ねられ訳ですが、職人にも人によって得意分野があるので、ほとんどの場合、複数の工房の職人の手を渡って作り上げられます。バリの人たちは、素晴らしく芸術的なセンスが高く、また手先が器用なのでシルバーのアクセサリー作りにはとても適しているんだそう。
バリ語の文字をデザイン化するなど、バリ島らしいモチーフが使われています
ユウコさんがオリジナルシルバー商品を手がけるようになったきっかけは、元々趣味がビーズアクセサリー作りだったこと。そして、旅行が好きでバリ島に出会い、暮らすことを考え始めたとき、現地にはたくさんのシルバー職人がいたので、アクセサリーを試作してみたら、とても上手く出来上がったからだそう。それなら大好きなバリ島でシルバーアクセサリーを作りながら暮らせば良いと思ったのだそうです。その決断力がすごい! 趣味を具体化してビジネスをはじめ、しかも慣れない外国で暮すなんて、バリ島でのサクセスストーリーですね。
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Mani(マニ)
住所:Monkey Forest ubud
TEL:0361-5532047
営業時間:10:00~18:30