マンション管理士試験/マンション管理士の試験・勉強法

マンション管理士試験 通信教育の活用

マンション管理士試験の受験対策として専門学校に通いたくても、居住環境や仕事などの都合で叶わないことも珍しくありません。そんな方には、通信教育という選択があります。また、通信教育のサービス内容も進化しています。ネット環境が整備された昨今では、ビデオ講義の視聴も可能となり、専門学校との差が小さくなりつつあります。

村上 智史

執筆者:村上 智史

マンション管理士ガイド

学習風景

受験のプロの力を借りるか、独学か・・・

マンション管理士試験の受験準備として、最初に最も悩むのが「どうやって勉強を進めていくのか?」という問題です。

選択肢としては、独学、専門学校に通う、通信教育を受講する、と大きく3つありますが、今回は通信教育をについてご案内します。


通信教育のメリット

マンション管理士試験に合格するには一般的に600時間以上の学習時間を要すると言われ、1日平均3時間を勉強に充てたとしても、6ヶ月以上の期間に及びます。

もし貴方に、宅建取引主任者や管理業務主任者といった関連資格の受験経験すらない場合には、独学で合格することは相当な困難が伴うと思われます。

そのような方にとって、「受験対策のプロ」を活用するのは、効率よく合格レベルの力を付けるのに有効な手段となるでしょう。

では、次に専門学校と通信教育のどちらを選択するか、ということになります。

通信教育のメリットとしては、以下のとおり独学・専門学校それぞれのメリットを共に享受できる点だと考えます。

(1) 経済的負担が少ない
専門学校の学費としては、一式で10~12万円程度かかりますが、通信教育の場合、概ね6万円台で収まります。

(2) ロケーションフリーである
専門学校は、大都市圏等に限定されるため、居住環境による制約があります。また、仕事をお持ちの場合なら、講義スケジュールとの調整や通学時間等の負担も検討する必要があります。

特に日常的に仕事が忙しい方には、マイペースで学習できる通信教育が無難な選択だと思います。

(3) 学習用教材が標準装備されている
独学の場合、参考書や問題集の選択も自力で情報を集めて検討しなければなりませんが、その手間が省けるのは意外に大きいメリットではないでしょうか。

また、専門学校の「答練」(答案練習会)に相当する、添削指導や模擬試験も揃っていますから、実力が着実に備わってきているか、どこを補強すべきかといった確認もできます。

次ページでは、具体的な通信教育講座のご紹介をします。
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