ハードの特徴を無理なく生かしたゲームが売れる
「クラッシュオブクラン」などのタワーディフェンスも、スマートフォンにマッチしたゲームと言えます。(イラスト 橋本モチチ)
スマートフォンのゲームアプリが広がっていくなかで、アクションパズルの分野はコンシューマーゲームとは比較にならないくらい、大きな存在感を見せています。それは、ちょっと空いた暇に遊びたいというニーズや、タッチパネルの操作との相性など、スマートフォンというゲームハードにマッチしたゲームジャンルであるというところが非常に大きいと考えられます。
本当の意味で重要なのは、アクションパズルが流行っているということではなく、なぜアクションパズルが流行っているのか、ということです。スマートフォンが持つタッチパネルなどの特性にあっている、また、スマートフォンでゲームを遊ぶ人の、ちょっとした暇な時間を潰す娯楽というニーズに合っている、という部分もあるでしょう。
ハードの機能、特徴を無理なく生かしたゲームがヒットするというのは、ゲーム業界では実に基本的なことです。その基本的なことが、スマートフォンのゲームアプリにも起きていているということは、当たり前のことではあるんですが、見落としがちでもあります。そしてその当たり前のことを確認すると、アクションパズルの次のゲームも、見えてくるかもしれません。
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