不妊症/妊活・妊娠したい人のための生活のコツ

「妊娠したい」と思ったときに……まず読みたい妊活本(2ページ目)

今回は妊活を始めるにあたって、手軽に読めるオススメ書籍をご紹介します。「妊活」というと、高度生殖医療などの不妊治療の方に目が行きがちですが、まずは生活習慣改善や漢方といったセルフケアから始めるのもよいでしょう。関連する妊活オススメ本3冊をご紹介させて頂きます。

執筆者:池上 文尋


妊活に効果的なサプリメントの考え方がわかる本

■子宝サプリ
小浦 ゆきえ (著), 高橋 敬一 (監修)

こちらの本はオールアバウトサプリメントガイドの
小浦ゆきえさんの著書です。千葉で最も症例数の多い不妊専門クリニックである高橋ウイメンズクリニック院長の高橋敬一先生が監修を担当されています。

この本のポイントはなんといっても、「妊娠するためのサプリは何?」というアバウトな問いに対して、明確な指針と基礎知識を与えてくれるところです。

この点は今までのサプリメントの本とは全く違うところです。以前も妊活サプリの本は出ていたものの、マルチビジネスへのいざないだったりしてご紹介出来なかったのですが、この本の著者は生粋の一人のサプリマニアでもあるので、かなり詳しく書いてくれています。

それから、サプリメントの本でありがちなのがサプリメント至上主義的な内容ですが、この本では食事をきちんと摂っての補完的な立場であるサプリメントの解説というのも本質をついているのかなと思います。

また、栄養素は男性と女性では若干必要とするものが変わってくることについても言及しています。

サプリメントのクオリティをチェックする方法まで載っていますので、自分の飲まれているサプリメントを判断することも可能です。

妊活ライフにサプリメントを活用しようと思っている方、もうすでに活用されている方もぜひ、この本をご覧頂き、効果的にサプリメントを運用して欲しいと思います。

最後に

いつもお話していることなのですが、「妊活は妊活だけにあらず」ということをぜひ意識しながら本を読んで頂ければと思います。

妊娠が成功すれば、次は出産までの妊娠生活が待ち受けており、出産を終えたら育児が控えています。今、カラダを整えることはこれからの妊娠・出産・育児の時の健康維持にも大きく関わっているのです。

日々食べているものがカラダを構成し、日々の生活の健康度が生活の質と寿命を決めていると言っても過言ではありません。ぜひ、読書で学んだら、一つでも良いので実践して健康度向上にお役立てくださいね。
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