三浦しをんの原作で輝く松田龍平
『まほろ駅前多田便利軒』(2011年度作品)
まほろ市で便利屋を営む多田(瑛太)と同級生だった行天(松田龍平)が、同居しながらも依頼人の問題に関わることで、自分の人生を見つめ直していく物語。瑛太と松田がベストキャスティングでつかず離れずの空気感が映画を支えています。トボけた行天がズレた笑いを提供しつつも、重い過去を背負っているところに何気に感動。捨て犬のような行天を迷惑がりながらも突き放せない多田のさりげない優しさは心を温かくしてくれます。ちょっと長いような気もするけど、多田と行天の魅力で惹きつける良作。テレビドラマ版「まほろ駅前番外地」も人気です。
監督: 大森立嗣
出演: 瑛太、松田龍平、片岡礼子、鈴木杏、本上まなみ、柄本佑ほか
『舟を編む』(2013年度作品)
三浦しをんのベストセラーの映画化。辞書作りに奔走しつつ、同じ下宿先の料理人の女性との愛を育む姿を描いた誠実で温かい、出版界を舞台にした人間ドラマです。日本アカデミー賞作品賞、主演男優賞(松田龍平)などを受賞しました。ちなみに『舟を編む』については、公開時に映画レビューをしておりますので、そちらをぜひご覧くださいませ。
記事はこちらです→オールアバウト「舟を編む」レビュー
(C)2013「舟を編む」製作委員会
他の誰もマネできない独特な雰囲気を持った役者、松田龍平。ラブ、コメディ、時代劇とけっこう幅広く出演しているのですよ。ぜひ、この機会に松田龍平ワールドを見てみてくださいね。