環境破壊を身近に感じる映画をみてみよう

環境破壊を身近に感じる映画をみてみよう

各地で異常気象などが頻発し、地球環境問題は、今やみんなが意識しなくてはいけない時代になってきました。温暖化や環境汚染などにもっと意識的になるための、おすすめの映画ベスト5を選んでみました。
 

環境破壊を身近に感じる映画第5位:エリン・ブロコビッチ

エリン・ブロコビッチの画像
『エリン・ブロコビッチ』で個人で行動する勇気を学びたい
ジュリア・ロバーツがアカデミー賞主演女優賞を受賞した実話の映画化作品。無職のシングル・マザーが、大企業の環境汚染問題を探り出し、病に苦しむ住民たちが集団訴訟に持ち込めるように努力します。その結果、全米史上最高額の和解金を勝ち取るという、爽快なサクセス・ストーリーです。

楽しく見れる映画ですが、地球環境問題に対する個人の力は、決して小さくないことを教えてくれます。初めはたった一人でも、大きな結果をもたらすことだってできるのです。

エリンは、離婚暦3回で失業中の普通の人。そんな彼女が、利益優先の大企業の向こうを張って環境汚染を止め、人々を苦しみから開放するというのは痛快です。私たちも、環境問題や温暖化に対して、いつまでも無関心であっていいのだろうか、考えさせられますね。
 

環境破壊を身近に感じる映画第4位:デイ・アフター・トゥモロー

デイ・アフター・トゥモローの画像
温暖化が進むと、気候の変化は急激に変わる
環境問題を提起した映画としては、最大のヒットを記録したローランド・エメルッヒ監督のパニック大作映画です。このまま温暖化が進めば、必ず起こるとされている地球崩壊を、CGを駆使してリアルな世界として描いています。巨大な竜巻や高波、寒冷化が一気に地球を襲ってくる映像は、危機を煽ります。

映画自体は娯楽作の枠から出ていませんが、実際に起こりうる環境問題を取り上げているという面で評価できます。経済利益優先で、京都議定書にサインをしなかった唯一の国である全米で2億ドル近くまでヒットしたのは、皮肉なことですが。

LAが破壊されるシーンが、2005年のMTVアクショーン・シーンを受賞しました。人間には、栄えているものが破壊されるのを見ると、快感を感じる習性があるのでしょうか? この映画の続きも気になります。人間は一体その先どうなるのでしょうか?
 

環境破壊を身近に感じる映画第3位:不都合な真実

不都合な真実の画像
環境問題をテーマにしたドキュメンタリーが話題になる時代
地球環境問題の危機感の高まりを受け、地球環境を描いたドキュメンタリーが話題に上るようになりました。『不都合な真実』は、環境破壊をまだ止めるられるかもしれない今こそ、見ておきたい作品です。

この映画を見て、初めて環境問題を真剣に受け止めるようになった人も多いのでは? 現代では年金や民族紛争など、たくさんの解決すべき問題がありますが、環境問題ほど早急に真実を理解しなくてはならない問題はないはず。間近に迫っている危機であると、受け止めなくてはならないのです。それを衝撃映像と例を駆使して元アメリカ大統領候補アル・ゴアが語る講演記録です。

アカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞しましたが、元々はゴア氏が続けている講演を見て感動したプロデューサーが、映画化を決意、初めは全米で77館という小規模公開の映画でした。それが全米興行ベスト10に入るヒット。

ゴア氏の熱意と真剣さは、世界の人々に警鐘を与えたのです。ゴア氏が一番伝えたいのは、まだ、今なら間に合うということ。私たち一人ひとりの小さな行動が、地球を守るために必要な唯一のことなのです。

環境問題のドキュメンタリー作品として、『不都合な真実』と併せてみたい作品に『ホワイト・プラネット』があります。数十年後には温暖化の影響で消えてしまうかもしれない北極。その壮大な氷の世界に生きる動物たちの生態を描いたフランスのドキュメンタリー。ホッキョクグマやセイウチ、クジラなどが迫真の映像で描かれています。

映画の中で流されるコメントの中では、「このような映像は、もう撮ることができないかもしれない」と何度も語られます。私たちの快適な生活の陰で、危機に瀕している動物の姿は、深く考えさせられます。
 

環境破壊を身近に感じる映画第2位:風の谷のナウシカ

風の谷のナウシカの画像
『風の谷のナウシカ』を初めとして宮崎作品には環境をテーマにした作品が多い
日本が誇る大ヒットアニメ監督の宮崎駿作品『風の谷のナウシカ』は、環境が破壊した未来をストレートを描いた傑作。腐海という毒の海は、文明が消えた後も残り続けます。自然との対立と共生のテーマは、その他の作品にも見ることができます。娯楽としての面白さだけじゃない魅力は、世界的にも評価されています。

例えば、『となりのトトロ』で描かれるトトロの森は、私たち誰もがふるさとをイメージする里の風景を思い出させてくれます。『もののけ姫』では、人間が自然との共生を忘れ、破壊している現状がイメージされています。

最近の作品の『千と千尋の神隠し』や『ハウルの動く城』では、環境問題は直接的に描かれていません。ですが、自然との共生は相変わらずの大切なテーマとしてストーリーに織り込まれています。神話的な世界やどこかわからない国など、現実的な世界を描いていないのに、懐かしい風景やシーンが、印象的に私たちの心に刻み込まれます。

いつの間にか忘れていた、大切なものをふと思い出させてくれるような映像だと思います。宮崎作品は、知らないうちに自然に目を向けたり、環境問題に敏感にさせる力を持っているのです。
 

環境破壊を身近に感じる映画第1位:地球交響曲ガイア・シンフォニー

地球交響曲ガイア・シンフォニー 第五番の画像
『地球交響曲 ガイア・シンフォニー』は癒しに満ちた音楽も魅力
ガイアとは、地球の呼び名です。地球の生命圏が、あたかも巨大な生物のように、海洋塩分の濃度や気温、大気ガス組成などを自己調節・維持していることから、生態学者ジェームズ・ラブロックがガイア仮説を提唱したのは、1977のことです。

地球をガイアと呼ぶことは、日本ではかなり浸透していると思うのですが、それはこの映画、龍村仁監督のドキュメンタリー、『地球交響曲 ガイア・シンフォニー』の知名度のおかげもあると思います。

『地球交響曲 ガイア・シンフォニー 第一番』がひっそり公開されたのは1992年。現在は第六番まで作られていますが、ほとんどロードショー公開されることはなく、自主上映と形をとっています。口コミのみで観客を240万人も集めているのは凄いことです。

『ガイア・シンフォニー』では、地球をひとつのいきものと捉え、その中に生きるわたしたちの一人ひとりの可能性やつながりを、奇跡のように美しい映像と力強いメッセージで描いています。

第一番では、ミュージシャンのエンヤ、元宇宙飛行士のラッセル・シュワイカート、登山家のラインホルト・メスナー、動物保護家ダフニー・シェルドリック、普通のトマトの種から一万五千個ものトマトを実らせる植物学者の野澤重雄が登場。ガイアへの愛情に満ちた優しい言葉が語られます。

「ネガティブな状況こそ、ポジティブな世界を生み出す源泉」という言葉は力強く私たちの魂を揺さぶってくれます。地球がなければ私たちもいません。この地球とわたしたちは、手を携えて生きています。わたしたちが破壊しようとしている地球は、私たちの手で、癒すこともできるはずなのです。


【関連リンク】
地球交響曲 ガイア・シンフォニー 公式ページ
エリン・ブロコビッチ
デイ・アフター・トゥモロー
風の谷のナウシカ
不都合な真実

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