企業のIT活用/IT経営の基礎知識

無料のオフィスソフト「Office Online」を試そう!(2ページ目)

無料で使えるオンライン版のOfficeが、「Office Online」として生まれ変わりました。Office2010や2013と比べると、使える機能に制限はありますが、インターネットに接続できる環境であれば、誰でも無料でWord、Excel、PowerPointといったソフトがブラウザ上で利用できるのは大きなメリット。アカウントの作り方をはじめ、共同編集の手順などを簡潔にご紹介します。便利になったOffice Online、この機会に試してみませんか?

長谷川 渉

執筆者:長谷川 渉

企業のIT活用ガイド

Wordにチャレンジ

アカウントが作成できたら、さっそく使ってみましょう。スタート画面から、今回はWordにチャレンジします。

Microsoft Office Online

アプリケーション名「Word Online」のアイコンをクリックすると、「空白の文書を新規作成」「テンプレートを参照」「One Driveで最近使用したドキュメント」が表示されます。

「始めましょう」の画面案内は、Excel・PowerPointでも共通

「始めましょう」の画面案内は、Excel・PowerPointでも共通

「空白の文書を新規作成」をクリックすると、見慣れた画面がオープン。

ここで、既存のWordファイルをOne Drive に保存しておけば、「ファイル」→「開く」→「One Driveを参照」よりファイルを指定して、Office Onlineで開くこともできます。

ドキュメントの作成を開始すると、Wordファイルは自動的にOne Driveに保存されるため、「途中まで書いていたのに、保存しないでファイルを閉じちゃった!どうしよう……」というような心配はなくなります(ただし、インターネットにつながっていないときは自動保存されませんので、ご注意ください)。

なお、実際にWord Onlineでファイルを作成してみるとすぐに気づくと思いますが、Office2010や2013とは、メニュー構成(選択できる機能)が異なります。

例えば、Office2010・2013では、Wordの「挿入」メニューから「図形」や「SmartArt」「グラフ」が選択できますが、Word Onlineにはありません。

つまり、「図形」の吹き出しなどを使っているWordファイルをWord Onlineで開いても、吹き出し部分は編集ができないのです。

ほかにも、特にオンラインで使う性質上、Office Onlineで制限されている機能はいくつかありますし、ExcelやPowerPointでも同様に機能の差がありますので、Office2010・2013とOffice Onlineで相互編集する際には、うまく使い分けていく必要がありそうですね。

次ページ:Office Onlineで共有編集が簡単に

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