男性性が強い女性
バランスを整える
詳しく説明をしていきますね。まず、男性と女性どちらにも必ず「男性性」と「女性性」は持っています。人によって、その度合いが強かったり、弱かったりするという認識を持ってみてください。
同じ男性でも、女性性が強い人やそうでない人。同じ女性でも、男性性が強い人やそうでない人がいます。それ自体に良い悪いはなく、ひとつの個性だと思ってください。
ところでこの男性性ですが、「自立する」という力を持っています。つまり、誰かに頼るというよりも、自分ひとりでなんとかする!というエネルギーなのです。
ですから、この男性性が強いと仕事では周りに頼られたりもします。リーダーシップを発揮するようなことも、あるでしょう。これとは逆に、女性性は「頼る」という力。また「受け入れる」というエネルギーも持っています。
なので、女性性が強いと「お願いごと」を周りに聞いてもらいやすくなったり、自分からお願いしなくても誰かからのサポートを受けるということが発生しやすくなります。つまり、男性性の仕事とは反対に、人間関係を司ると考えてもらうと良いでしょう。
男性性が強くなる原因
では、男性性が強くなる人はどのような傾向にあるのでしょうか。簡単に言ってしまえば、男性性が強い方が都合の良い環境にあった、ということが考えられます。小さい頃から親の仕事を手伝っていたり、ひとりで何かをこなす必要があったということです。ですので、周りからはとてもしっかりしているように思われます。
しかし、逆に誰かに頼ったり甘えるという経験は少ないので、苦手な分野となります。いわば、男性性の強い人にとっては誰かに「依存する」という行為は選択肢に無いに等しいものと言えるでしょう。
しかし、恋愛をする上で「依存する」という行為は外せません。もちろんそれは、男性も女性も同じこと。自分の人生のすべてを「依存する」というのは不健康ですが、適度な依存は「助け合う」という素晴らしい行為になり得ます。
助け合うことの意味を感じる
助け合うことで共同創造へ
掃除が得意な人、料理が得意な人。重い荷物を運ぶのが得意な人、集団をまとめるのが得意な人。それぞれの分野について得意な人が担当した方が、すべてうまく行きやすいと思いませんか? 恋愛も、それと同じです。
あなたが相手に委ねるべき気持ちを、手放しましょう。自分や相手の気持ちをコントロールしようとすることは、とてもエネルギーがいります。ならばいっそ手放して、自然な流れに任せた方が効率が良くありませんか?
なぜあなたは、自分や相手の気持ちをコントロールしようと思うのでしょうか? またそれは、いつから始まった行為になりますか? 自分のパターンがどのくらいの時期から出来上がったものなのか、一度考えてみましょう。そうすることで、パターンブレイクするきっかけをつかめるはずです。
おわりに
いかがでしたか? この男性性と女性性のテーマはとても深くて面白いので、また別の機会に扱いたいと思います。助け合うことで効率も良くなり、質も高まる。恋愛だけでなく、人生全般に言えることなので、ぜひ色んな場面で思い出してみてくださいね。
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