新築マンションなら4000万円~、
賃貸ワンルームアパートは3~4万円台も
街全体としてみると、通り沿いを中心にマンション、少し入って小規模な一戸建て、低層な集合住宅といった分布となっており、南口の再開発計画を除けば、駅周辺にはもう、さほどまとまった土地はない状況。そのため、マンション、一戸建てとも新築住宅の供給は駅から歩いて15分前後、東京メトロ有楽町線の氷川台との間のエリアが中心になっています。このエリアは板橋区と練馬区の境になっており、選ぶ際にはどちらの自治体なのかも悩ましいところ。公共サービスの違いなども考えて選択したいところです。
住宅の種別で見ると、新築分譲マンションは土地の問題から、さほど供給が多い状況とは言い難いところ。すでにあまり用地がないのです。価格の目安としては65平米前後の3LDKで4000万円~。さらに広い物件であれば5000万円前後にも。
中古は築40年前後などと古い物件から2000年くらいまでの物件が多く、古い50平米台の物件なら2000万円以下での供給も少なくありません。これが70平米前後になると3000万円以下が目安となり、2000年以降のファミリータイプなら4000万円台といったところ。供給から考えると、この街では夫婦で50平米くらいのマンションを買ってリノベーションという方法が面白いかもしれません。
新築分譲一戸建ては3000万円から5000万円の間くらい。広さ、駅からの距離でかなり幅があり、供給エリアは前述したように練馬区との境あたりに目立ちます。駅からの距離はありますが、このあたりは武蔵野台地上で平坦な場所が多いため、自転車利用という人も多いようです。
賃貸住宅はワンルームマンションで5万円台の半ばくらいから、2DKで9万円~、3DKで11万円後半くらいといったところでしょうか。アパートでは築年数の古い物件で3~4万円という物件もあります。物価が安いことを考えると、とにかく生活費を抑えたい人にはお勧めでしょう。
池袋から10分ちょっとと近く、物価も手頃な街上板橋。それほど派手な施設、スポットはありませんが、無駄なく、堅実な暮らしをしたい人には一考の価値ありではないでしょうか。