玄米ご飯の正しい炊き方
玄米には「アブシジン酸」という毒性物質があります。アブシジン酸は、玄米にしっかり吸水させることによって、無毒になりますので、冬場は24時間、夏場は12時間水に浸して置いた上で炊かなくてはいけません。そうすることによって、毒性物質が消えると同時に、柔らかく食べやすくなり、消化もよくなります。あまり長く浸けすぎて発芽まで行ってしまうと、栄養はあるものの、玄米特有のプチプチとした歯触りと香ばしさが薄れてしまうようです。
玄米ご飯の材料(3人分)
玄米ご飯の作り方・手順
玄米ご飯を炊く
1:玄米をとぐ
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ボウルにザルを重ねて玄米を入れ、たっぷりの水を注ぎ、片手でギュッギュッと握るか、両手で玄米をはさんでこすりあわせるようにして洗い、ザルを持ち上げて水を変えることを5~6回繰り返す。
玄米にはヌカはないものの、ほこりやゴミなどの不純物を取り除かないといけない2:12時間~24時間水に浸けておく
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水をたっぷり入れて、夏場は12時間、冬場は24時間浸しておく。
3:水を切って内釜にあけ、新しい水を入れて炊く
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※水を替えるのは、長時間放置しておいた水に、発生してるかもしれない雑菌類を取り除くため。<br />
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水を切って内釜にあけ、玄米の2の線まで新しい水を入れて炊く。
※水を替えるのは、長時間放置しておいた水に、発生してるかもしれない雑菌類を取り除くため。
玄米炊きがなくても、白米炊きで炊ける※水を替えるのは、長時間放置しておいた水に、発生してるかもしれない雑菌類を取り除くため。
4:炊き上がり
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普通炊きで炊くとプチプチと香ばしく、玄米炊きだと少し白米が混ざったような感じになり、ふんわり柔らかめに炊き上がる。
5:お茶碗によそう
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さっくり混ぜてお茶碗によそう。
6:玄米1合で347g
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玄米1合炊くと347gぐらいの玄米ご飯ができる。
7:応用:黒豆玄米ごはん
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黒豆、粉末昆布、切り干し大根、白ゴマと玄米を一緒に炊き込んだ、黒豆玄米ごはん。
ガイドのワンポイントアドバイス
夏場は浸けておいた水が傷む心配がありますので、途中で一度水を取り換えるか、冷蔵庫に入れて置いた方がいいかもしれません。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。