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保育で困ったとき、悩んだとき、どうすればいい?

前回は、保育士試験から保育士に転職した皆さまに向けて、保育園の仕事の全体像が見渡せる本をご紹介しました。今回はそこからさらにポイントを絞って、保育の仕事で困ったとき・悩んだときや、判断が難しい局面での対応について書かれた本を2冊紹介します。

(前の記事:保育士に転職したらぜひ持っておきたい本をご紹介!)

 


3・4・5歳児保育の「困った!」対応ガイド(保育と仲間づくり研究会/著、ひかりのくに)

 

こちらは以前、雑誌の紹介記事で取り上げた『月刊保育とカリキュラム(ひかりのくに)』で、過去に連載された『新任保育者のためのカウンセリングルーム』が単行本化されたものです。
保育者が子どもへの対応に困ったときや悩むとき、具体的にどのような解決方法があるのでしょうか。以下、回答に共通するポイントをまとめてみましょう。
発達の理解
何歳でどんなことができるようになるのか、といった達成点や到達点を把握しておくことはもちろん大切ですが、逆に、発達の途上で起こってくる一見否定的に映る現象や問題に、実は成長の可能性が内包されている、という点に特に注目しておく必要があります。

保育のなかの発見
日々の保育の中で発見・驚きを忘れないこと。新人の強みは、わからなくてあたりまえ、遠慮せずに聞けるということですから、この特権は使えるうちにどんどん使いたいものです。もちろんこのためには、職員間の人間関係がきちんと築けているということが前提となります。

ゆとりを生む工夫

保育者という職業を支えるものとしての私生活の重要さ。保育者の生活は思っている以上に、「~すべき」や「~してはいけない」が多く、息苦しいものです。息抜き、休養、趣味、そしてリフレッシュ……、一見関係なさそうに見えますが、このことが保育者の生活を生き生きとさせ、ひいては保育の場の活性化につながっていくのではないでしょうか。
(以上『はじめに』より抜粋)

回答者は現場を知り尽くしたベテランの先生方で、試験対策の教科書では教えてもらえない、でもいちばん教えてほしかったQ&Aが満載です。

次ページでもう1冊QA本をご紹介します。