ダイエットと砂糖の関係
砂糖のとり過ぎは肥満につながる
また甘いものを食べることによって血糖値が急上昇し、肥満にもつながりやすくなりダイエットもうまくいかず余計にイライラしてしまうという結末に。
炭酸飲料1本で2日分の糖分摂取
昨今、世界保健機関(WHO)は糖分の摂取量に関する指針案を発表しました。それによると砂糖の摂取割合を総エネルギー摂取量の5%未満に抑えるべきだと提言。これは平均的な成人の場合1日約25g。ティースプーン6~7杯分の砂糖に相当します。炭酸飲料を例にすると500ml1本で50~60gくらいの砂糖が含まれていますので1本飲めば1日の摂取量を軽く超すことになります。農林水産省の資料によると日本人1人当たりの砂糖消費量は1日約45gといわれているのでかなり意識しないとオーバーしてしまうことになります。
意外なものにも含まれている「隠れ砂糖」
砂糖は甘いジュースやお菓子以外にも、実は「甘い食べ物」という概念がないケチャップなどの調味料や加工食品など、あらゆる食品に使用されています。食品の成分表示を見ても砂糖のグラム数は表記されていないため、どれだけ摂取したのか把握できないのも難しいところではあります。成分表示の「炭水化物」には砂糖だけではなく食物繊維量も含まれています。炭水化物は米や芋などの穀類に多く含まれる栄養素で、炭水化物は糖質と食物繊維にわけられます。糖質がさらにブドウ糖や果糖、ショ糖などにわかれており、「砂糖」は炭水化物の中の糖質の部分に当たります。成分表示には「炭水化物●g」としか表記されていないのでわかりにくいですが、原材料名を見て始めの方に「砂糖」の文字があれば多く含まれていることになります。ケチャップの他にもソースやドレッシング、だしの素にいたるまで砂糖が含まれています。
糖質・糖類ゼロにもご注意!!
最近では、糖質や糖類ゼロの商品も増えてきました。これは砂糖のかわりに「合成甘味料(人工甘味料)」が使用されており、少量でも強い甘さを感じられることが特徴です。代表的なものにアスパルテーム、アセスルファムカリウムなどがあり、砂糖の200倍もの甘みがあります。合成甘味料は、この強い甘さが癖になり甘いものがやめられなくなる危険性も。合成甘味料も砂糖と同様に控えるようにしましょう。まずは目に見える砂糖を控えよう
目に見える砂糖を控えよう
1.炭酸飲料やコーヒーなどの甘い飲み物を控える
甘い飲み物を水に変えるだけでも体重コントロールに役立ちます。1日に飲んでいる水以外の飲み物を一度把握してみましょう。
2.甘いお菓子を食べる習慣を見直す
甘いお菓子などをついつい食べてしまう方は「砂糖依存」の危険性があります。甘い物を買い置きしない、週に何回と決めるなどマイルールを作り甘いものを食べる習慣を減らしていきましょう。
3.自炊を楽しむ
いつも外食やコンビニ、「○○の素」などの加工食品に頼っている方は隠れ砂糖のとり過ぎの原因にも。たまには自身で自炊を楽しんでみると砂糖や調味料の量を調整することができます。
まずは3つのポイントをおさえてダイエットにもつなげていきましょう。