食と健康/伝統食・粗食・素食

プロも注目! 手軽で健康的な昆布水の作り方・活用法(2ページ目)

世界無形文化遺産に登録された和食。和食に不可欠なだし素材の一つが昆布です。昆布の旨味成分は、近年は欧米でも「UMAMI」と呼ばれ話題になっています。昆布水の健康面での魅力や、作り方、レシピなどを考案者である昆布問屋さんに伺いました。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

誰でも簡単! 昆布水の作り方

「昆布水」を考案されたのは、大阪・天満で昆布問屋を営む天満大阪昆布社長 喜多條 清光さん。喜多條さんに、「昆布水」の作り方をご紹介いただきました。

細切り,昆布,水,昆布水,抽出

細く切った昆布を水につけるという簡単な手順でおいしさが生み出されます。

材料 昆布(だし用) 10g 水1 リットル  ポット

昆布は、煮物用や、酢を使って処理した「刻み昆布」などは、「昆布水」にはむいていません。「だし用」なら、種類はお好みでOK。

1. だし昆布を細く切る。
キッチンばさみで、だし昆布を細く切ります。理想を言えば1~2mmですが、そこまで細くなくても大丈夫。固くて切りにくければ、水につけてから切るとよいでしょう。

2. 5cm四方4枚で10gを水に漬ける。
ポットに、ミネラルウォーターか水道水を1リットル注ぎ、2の昆布を漬けて3時間以上できれば1晩漬ければ、できあがり。

使用後、もう一度1リットルの水を注げば、もう一度「昆布水」ができます。保存期間は、約10日~14日間です。

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細く切った昆布を水に浸けると、じわじわとエキスが抽出されます。

ガイドも、理想的な1~2mmで「昆布水」を作ってみました。水につけると、じわじわ~と昆布からエキスがにじみ出て、時間がたつとともに色づいてきます。

水で出すことで昆布特有の磯臭さが出にくく、鰹だしのように強烈な香りはないのですが、旨味がしっかりしています。

野菜の煮物、おみそ汁などを作ると、野菜の香りや甘味などが引き立つように思いました。以来お気に入りで、ずっと昆布水を作っています。

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