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サクランボを2度噛むってどんな意味?果物の英語表現

英語には、果物にまつわる表現がたくさんあります。果物がそれぞれに持つイメージが、日本語とどのくらい同じなのか違うのかを比べてみましょう。

水野 稚

執筆者:水野 稚

英語学習ガイド

果物にまつわる英語表現

英語には、果物にまつわる表現がたくさんあります。果物がそれぞれに持つイメージが日本語とどのくらい同じなのか、または違うのかを比べてみるもの面白いですよ! 今回の記事は、日本ではあまり知られていない果物表現をご紹介します。


サクランボ

みなさんが持つサクランボのイメージはどんなものでしょうか? 可愛らしい感じ、桐の箱に入るような高級な果物、それともさくらんぼ娘でしょうか。英語ではこんな表現があります。

A second bite at the cherry
2度

2度噛むことが運を呼ぶ?!


2度目のチャンス

文字通りの意味では、同じサクランボを2度噛むということですが、cherryはとても小さいので、2度噛む程の大きさは普通ないわけです。そんな中でつかんだチャンスは貴重だというのイメージがあります。Haveやgetと併せて使います。

例)I failed my driving test last month, but I'm going to have a second bite at the cherry next week.
先月の自動車免許試験には落ちちゃったけど、来週もう一度受験するチャンスがあるんだ。


ブドウ

ブドウの英語表現は、あの有名な物語に由来するものをご紹介しますね。

A case of sour grapes
すっぱい

すっぱいブドウ


負け惜しみ

この表現は、イソップ物語の「すっぱい葡萄」から来ています。キツネがおいしそうに実ったブドウを食べようとして跳び上がりますが届きません。何度跳んでも届かないので、キツネは怒りと悔しさで「どうせこんなぶどうは、すっぱくてまずいだろう。誰が食べてやるものか」と言う場面があります。

例)It's a case of sour grapes but, we are trying a second bite of the cherry so that we have good business performances next year.
負け惜しみに聞こえるかもしれないけど、来年こそは業績をあげるため、もう一度みんなでチャンスをつかもうとがんばっています。

サクランボとブドウの例を合体させた例文をご紹介しました! 最後に、もうひとつこの果物の表現をご紹介しましょう。


バナナ

日本では、「バナナの叩き売り」という表現が知られていますが、英語ではどんな意味があるのでしょうか。

Go bananas
熱狂する・気が変になる
go

Go bananas!



例)She went bananas when he saw the messy kitchen.
散らかった台所を見て、彼女は卒倒しそうになった。

かなりくだけた口語表現ですから、改まった場や目上の方などには使わない方が無難です。でも、だからこそ、上手に使えば相手と自分との距離を縮め、親しさを倍増させる可能性のある表現です。


まとめ

いかがでしたか?身近な果物を使っていろいろなことが英語で表現出来るのはとても楽しいことですよね!ご興味のある方は、それぞれの果物がもつイメージが日本語と英語でどのように異なるのか、それとも同じ点があるのかなど、ぜひ調べてみて下さいね。
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