赤坂で「蚤の市」
4月第4週、新聞に折り込まれたタブロイドチラシ。ほぼ定期の「HILLS LIFE(ヒルズライフ)」と、別に「アークキッチン」と題した冊子を見つけた。「アークヒルズ」に新しくできた「アークヒルズ サウスタワー」内の飲食店が紹介されているのだが、インフォメーション欄に「蚤の市開催」の告知があった。「アークヒルズ」は六本木通り側にオフィス棟とホテルを配し、逆の南側には住居棟を寄せている。中間にあたる位置が「カラヤン広場」だ。憩いの場となる大きな空間を設けたわけだが、そこで蚤の市を開くという。名称は「赤坂蚤の市 in Ark Hills」毎月第4日曜日11:00~17:00。第1回目に当たる4月27日、さっそく覗きに行ってみた。
出店数は30以上。欧米のアンティーク雑貨やヴィンテージファッション、食器やオリジナルアートまでラインナップは様々。富岡八幡宮や大江戸骨董市などの規模ではないが、ひとつひとつの品物をゆっくりと落ち着いて見ることができる。スペースにまだ余裕があったことから今後どのように成長していくのかも楽しみだ。
生鮮食料品売り場もある「アークキッチン」
「アークキッチン」は、「アークヒルズ サウスタワー」のおもにB1階にある飲食店街。中央通路をはさんで両側に、オープンでカジュアルな雰囲気の店舗が並んでいる。和食洋食、ファーストフードなど多様なメニューが楽しめる。通路の一番奥には、生鮮食料品を扱うスーパー「福島屋」。惣菜売り場も併設されていて、近隣に住む人たちにとっても、利便の良い施設となった。その向かい側はワインショップ 「THE CELLAR Roppongi」。スタンドコーナーも設置されている。グラスワイン500円~。ショップで購入したワインを持ちこんで飲むこともできるようだ。
生まれ変わった「アークヒルズ」
「アークヒルズ サウスタワー」は2013年9月竣工。地上20階建て、延床面積約55,000平米のオフィス棟である。2014年1月に上記「アークキッチン」がオープン。新鮮な肉や魚、野菜などの品揃えは間違いなく、近隣住民も意識した選択であろう。「アークヒルズ」は1986年竣工、「職住近接」という構想を恐らく東京の都心ではじめて具現化した再開発プロジェクトである。森ビルが手掛ける「ヒルズ」の原点とも言うべきプロジェクトだが、30年近い歳月を経て、この界隈は様変わりした。
2012年竣工の「アークヒルズ 仙石山森タワー」そして「アークヒルズ サウスタワー」。また、間もなく完成を迎える「虎ノ門ヒルズ」もゾーンとしての魅力をさらに高める存在になることは必至。ライフスタイルの拠点をどこに置くか、その選択肢は確実に広がっている。
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