仕込み七割、実施二割、仕上・フロォー一割=段取り八分の仕事二分
日に日に春がもうすぐそこに!という時節となってきましたが、寒かったこの冬のおさらいとして、『冬のインテリア術』をご紹介する【家具コーディネイトのコツ】あったかインテリア 1に続き、『あったかインテリア 2』 では、実際のインテリアセッテイングをご紹介します。その前に、前回の確認、です。
「冬のあったかインテリア」と題したインテリア関連のテレビ番組企画が持ち上がったのが、放映二ヶ月前。打合せもままならぬ状態で、ぶっつけ本番の一日収録。生放送当日に収録録画を見ながらスタジオ生出演で解説という慌ただしくも愉しいインテリアデザインワーク。
放映終了後、『一回きりの解説ではもったいない』との思いから、番組の制約上お伝えできなかった事柄・エピソードも含めあらためてご紹介する内容です。
(引用:7スタライブ 冬の「あったか」インテリア/ テレビ東京)
4歳の双子の息子さんとご夫婦4人住まい。奥様がインテリアに興味があると言うほどあってなかなか素敵なお住まいです。
(引用:7スタライブ 冬の「あったか」インテリア/ テレビ東京)
その時の好みで買いそろえたファブリック、家具、照明等のインテリアアイテム。いつの間にか様々なスタイル、アイテム、素材が渾然一体なり、季節感もなくなり、『寒い冬のこの時期、あったかい感じがほしい!』
そこで今回のインテリア術キーワードを、「開放感」、「統一感」、「色彩」、「素材」、「質感」、「引き算」とし、ボリュームのある(面積の大きい)面に重点的に手を加え、「カバーリングと家具の足し算、引き算で空間演出を愉しむ」をポイントにアイデア練りをしました。
もちろん、現在お宅で実際に使用しているインテリアアイテムを利用します、これはプロの流儀。
これらのキーワードを頭に入れ、西新宿パークタワーにある生活情報館:リビングデザインセンターOZONEで、インテリアアイテム探し。
(引用:7スタライブ 冬の「あったか」インテリア/ テレビ東京)
ここまでが、前回。
実は、前回の段階=仕込み段階が一番大変なこと。現場・要望把握。要望に対応すべくアイデア・イメージに沿ったアイテム選びとレイアウト設計。そして、選んだインテリアアイテムの使用可否の交渉。各々のアイテム情報確認など下準備の段取り。正直ここまでで大方のデザインワークは終了です。
つまり、仕込み七割、実施二割、仕上・フロォー一割の世界。まっ、『段取り八分の仕事二分』・・・どんな仕事でも進めるにあたり、事前の準備がとても重要であり、事前準備の良し悪しが、仕事の出来栄えや作業効率に大きく影響する、デザインワークもしかり、なのです。
和室は、素材やディテール(細部)にあわせたモノ選びや設置を心がける。
再度お宅へ到着し、あらためてお部屋の各箇所を確認チェックしながら、和室から料理することに。(引用:7スタライブ 冬の「あったか」インテリア/ テレビ東京)
以下=A(番組レポーター:阿久津さん)、I(石川)
(引用:7スタライブ 冬の「あったか」インテリア/ テレビ東京)
I「・・・・・・、まずは、ダシしましょう!」
何を始めるにも、現状を白紙に戻して、つまり、絵を描く時の真っ白なスケッチブック状態に。とは言うものの、大規模なリ・フォームではありませんから、移動可能な家具や敷物、壁面ピンナップ等、現状アイテムをまずはお部屋から出すことに。
(引用:7スタライブ 冬の「あったか」インテリア/ テレビ東京)
(引用:7スタライブ 冬の「あったか」インテリア/ テレビ東京)
I「そーです、これが、本来の和室。
障子の桟、畳の縁、和紙など和室でのインテリアレイアウトは、和室にある素材やディテール(細部)にあわせたモノ選びや設置を心がけること」がポイント!