【家具コーディネイトのコツ】あったかインテリア 2(2ページ目)

部屋の大きい面積アイテムを同色、同素材で合わせる。

畳のままでは寒々しいし、ソファの位置は現状のまま。と、なるとラグ、カーペット等の敷物は必要。
畳の上で大きい面積をしめる敷物を選ぶのだが、色が大切。リビングとの統一感も考慮しなければならない・・・・・そのヒントは？
I「阿久津さん、和室とつながっているリビングで一番目立つ色って、どれ？」

A「やはり、床のこの色ですかね。。。」

I「ダよね！　この色をヒントに選んだラグを敷きましょう」
で、選んだのが、「赤」のラグ。お店でまず気に入ったアイテム。北欧製の織もしっかりとしたハンドメイド品。色も質感も素晴らしく、そして、あたたかい。
A「ああ、いいですね～、一体感がありますね。ラグの緑のヘリも畳の方向と合わせること大切なんですね。」
I「そーです、その通り。色々なディテールを注意深くすると良いですね。
床はフローリング、赤みがかった茶色の桜材。リビングとつながる赤色をヒントに、フローリングとラグという大きい面積を同色にすることで空間の一体感、統一感をつくるのです。」
ラグの上にソファを戻し、ウールの掛け布でカバーリング。お店で見たイージチェアを再現。
暖色系のクッションや膝掛けをあしらって『あたたかさ』を演出。
A「ラグの赤、カバーリングの緑ともに渋めの色で、あたたかく冬っぽさがでますね。お店の雰囲気とおなじくらい。」
壁には選んできた赤のタペストリーを。

I「壁面に床同様の素材や色を持ってくると一体感がでますよ。もちろん、絵画やポスター、ファブリックパネル等も良いですが、冬のあったかさ背演出には、タペストリーは一押し！ですね。」
パイン材のライトスタンド（デザイン/ハンス・ヴェグナー/デンマーク製）をソファ脇において和室のセッティングはほぼ完了。

あらためて『レイアウト前』と『レイアウト後』を見てみましょう。
ソファ等家具はそのまま同じレイアウトですが、カバーリング、ラグ、タペストリー等、大きい面積を同色、同素材で合わせる一体感がでますね。
照明もお部屋の大切な演出アイテム。和風モノでなくても、ヒントを軸に組み合せをすれば、モダンな和室空間が生まれます。

さて、次はお隣のリビングルーム。

『【家具コーディネイトのコツ】あったかインテリア ３』 に続きます。


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「ファニチャー」ガイド石川 尚
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