防犯/子どもを犯罪から守る

子どもの防犯「ちょっと来いに油断すな!」(2ページ目)

子どもが連れ去られる事件が相次いでいます。何日も行方不明になるなど、家族にとっては生きた心地がしない恐怖を味わいます。子どもは体が小さいために連れ去られやすいのです。子どもは1人でいる時を狙われるので、警戒の仕方をしっかり伝えましょう。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

子どもに教える不審者対策

子どもは一人の時が危ない!

子どもは一人の時が危ない!

先ごろ、相模原市や札幌市で相次いで発生した児童連れ去り事件は、「ちょっと来て」と言われてカッターナイフを突きつけられたり、「警察官だけど、ちょっと来て」と言われたりして、連れ去られています。

これらの事件に見るように、不審者はターゲットの子どもにまず「ちょっと」と声をかけるだろうと思われます。一般の人でもたとえば道を尋ねるにしても「ちょっとすみません」と声をかけますから、ごく自然といえるでしょう。普段、犯罪とは無縁の生活をしている人々にとっては、「ちょっと」が犯罪被害に直結するとは想像もしていないのではないでしょうか。

しかし、ターゲットにされる子どもからすれば、「連れ去り」ひいては「性被害」のきっかけともなり得るので、厳重な警戒が必要です。親などの保護者は子どもに対して、「知らない人についていってはいけません」と伝えているはずですが、これまで以上に、より細かく教えるべきでしょう。

「知らない人から『ちょっと』と言われてもついて行ってはいけません」「知らない人から『ちょっと』と言われて、連れ去られている事件が起きているので、気を付けて」「警察官が1人で子どもに『ちょっと来い』とか絶対に言わないから、それは違うから逃げて」と具体的に伝えるようにしましょう。
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