来場者が最も持っているハードはPSP
PSPユーザーがトップというのは、かなり意外ではないでしょうか?
まずは、ゲームショウに来ている人が持っているゲームハード。一般来場者のどのくらいの割合の人がそのハードを持っているか、という数字になります。1人で複数台を所有している場合がありますので、足しても100%にはなりません。
トップは、意外にもPSPで66.2%。すでに旧ハードではありますが、ただ、今まさに遊んでいるハードを聞いているわけではないので、そういう意味では持っている人が多いのは当然かもしれません。続いて、2位が62.6%でニンテンドー3DS(以下3DS)、続いてPlayStation3が62.1%で3位に続きます。任天堂が出展していないせいか、はたまたPS4を触ってみたいという来場者が多かったせいか、PlayStation陣営が非常に強いですね。
PSPと3DSが上位に来ているというと、ニンテンドーDS(以下DS)が上に来ていないのはやや不自然な気もします。DSは52.6%で5位。実は4位はWiiの56.3%ということで、WiiよりもDSの方が持っている人が少ないんですね。国内普及台数で言えば圧倒的トップのDSが5位というのは、3DSに買い替えて、手放している人が多いと言えるのかもしれません。
6位はPSVitaの29.1%、普及がなかなか進んでいない苦しい状況が伺えます。続いて、7位Xbox16.4%、最下位はWii Uの15.8%。Wii Uは、普及していない、任天堂が出展していない、ファミリーをターゲットにしている、というところで、東京ゲームショウ 2013ではユーザーが最も少ないハードということになりました。
今現在、モバイル端末でゲームを遊んでいるユーザーは5割
東京ゲームショウ 2013ではスマートフォンの大ヒットタイトル「パズル&ドラゴンズ」から派生した3DS用タイトル、「パズドラZ」も登場。ゲーム専用機とモバイル端末の関係にも注目が集まりました
「現在、継続的に遊んでいる」ユーザーは50.9%。これを多いと見るか少ないと見るかは中々難しいところです。「以前遊んだことはあるが、現在は遊んでいない」が17.2%。「遊んだこともないし関心もない」と、「関心はあるが遊んだことはない」が両方とも15.5%で、あわせると3割程度がまったく遊んだことのないユーザーということになります。
ちなみに、「現在、継続的に遊んでいる」ユーザー50.9%を、先ほどのゲームハード保有割合と比較すると、6位ニンテンドーDSのやや下ということになります。ですが、「以前遊んだことはあるが、現在は遊んでいない」と合わせると67.2%で、一位のPSPを超える状況となります。そう考えると、やはりかなりのユーザーがスマートフォンでゲームを遊んでいると言って良いようです。
最後に、ゲーム業界人の声が聞ける、ビジネスデイ来場者のアンケートも見てみましょう。