今後注力していきたいプラットフォームはiPhone

iPhoneの図

ゲーム業界人が最も注目しているハードはiPhone。時代の流れを感じます

アンケートは一般公開日に行われた一般来場者対象のアンケートだけでなく、ビジネスデイに行われた業界関係者のアンケートもあります。ビジネスデイの来場者は、「ゲームソフト、ゲームコンテンツのパブリッシャー」が27.7%、「ゲームソフト、ゲームコンテンツの受託開発、開発支援」が24.2%ということで、半分くらいがゲームの開発関係の業種です。残りはゲーム以外のコンテンツ開発や、ゲームの流通、マスコミなど、様々な業種が含まれます。

この方たちに、「ビジネス上で、今後注力したいと考えるゲームプラットフォーム」を聞いたアンケートがあります。1人3つまで回答できるアンケートなので、やはり足しても100%にはなりません。

第1位は、iPhone50.9%。ゲーム専用機を差し置いてiPhoneがトップに来るのは、時代の流れを反映していると言えるでしょう。しかもこれはダントツです。iPhoneがトップであって、Android Phoneがトップではない、という点も興味深いところです。2位はPS4で、39.1%。2014年2月22日に日本でも発売されましたが、このアンケート当時はまだ未発売です。ガイドは、次世代機、特に国内据え置き機においては充実したコンテンツを集めるのが大変に困難で、故にそこがキーになると考えています。そういう意味では、この結果はPS4にとって非常にポジティブであると言えるでしょう。

続いて、3位がAndroid Phoneで、38%。iPhoneと比べるとかなり落ちるものの、やはりスマートフォンに対してビジネスチャンスを感じている業界の方々が非常に多いということは間違いないようです。

4位はPSVitaで20.9%、普及が今一歩進まない現状を反映していると考えられますが、普及状況のわりには健闘しているともとれそうな数字です。そして、5位は意外にも3DSで、20.2%。3DSは国内市場では絶好調で、既に1,500万台を突破。PSVitaが約250万台程ですから、その差は歴然。にもかかわらず、東京ゲームショウに来たゲーム業界関係者からすると、力の入れ具合は同等ということになりますし、もっと言えば、これら2つの携帯ゲームハードよりも、PS4により力を入れていきたい、ということになります。

さて、あと気になる残り2つの次世代据え置きハードですが、Xbox Oneが8.5%で9位Wii Uは6%で11位とかなり低調。これは、PCの17.5%、iPadの15%、Tabletの12.1%よりもさらに低い数字となります。ちなみに10位がPS3で、6.9%、Wii Uはそれよりもさらに低く、ビジネス上、魅力あるプラットフォームになっていないという業界の目が伺えます。

スマートフォンと、PS4

PS4の図

据え置きハード市場が縮小傾向の日本において、PS4にこれだけ注目が集まることは、とても嬉しい、今後に期待が持てる結果ですよね(イラスト 橋本モチチ)

というわけで、東京ゲームショウ 2013をアンケートなどの数字からふりかえり、業界の今について探ってみました。東京ゲームショウに来ているユーザー、そして業界関係者を見る限り、スマートフォンのゲームはその存在感を確実に増しているようです。一方で、ハイエンドなゲーム専用機であるPS4にも、期待と注目が集まっています。

東京ゲームショウに集まっているのは、ゲーム業界関係者や、ゲームに強い興味を持つユーザーです。そういう意味では、簡単に一般化はできないものの、ゲームに関して感度の高い人たちの動向については、ある程度ここから推測できそうです。

東京ゲームショウ2013で感じられたこの流れが、2014年にどのように現れ、そして東京ゲームショウ2014が今度はどんな風に盛り上がるのか、追いかけてみるのも面白いのではないでしょうか。

【関連記事】
夢から覚めたPS4の現実的な選択(AllAboutゲーム業界ニュース)
今、任天堂が抱える危機的状況とは何なのか(AllAboutゲーム業界ニュース)
パズドラの「スマホ→3DS→スマホ」作戦(AllAboutゲーム業界ニュース)

【関連サイト】
田下広夢の記事にはできない。(ゲーム業界ニュースガイド個人運営サイト)



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。