秘密基地化してハイエース軍団に挑める素地あり!?

ビアノのデビューは2003年10月。先述の通りFRで、当時のEクラス(旧型)と同様、V6の3.2Lエンジンに5ATという組み合わせでした。
メルセデス・ベンツ ビアノundefinedインパネ

オーディオのコントロールなどができるマルチファンクションコントローラーをステアリングに備えるなど、旧型と比べかなり乗用車ライクなインパネ。アンビエンテとアンビエンテロングは前席が電動パワーシートとなります

その割に、Eクラスの605万円~870万円という新車時価格に対して、ビアノは470万~560万円でしたから、割安感がありました。

その分と言いますか、この巨体でこの価格ですから、メルセデス・ベンツライドな乗り心地ではなく、ロールをある程度許容するなどあくまでミニバンで予想される範疇の乗り心地。とはいえ高速道路での快適さは抜群です。

旧型と比べて排気量がアップしたこともあり、最高出力は174ps(2.8Lモデル)から218psへ、最大トルクも24.2kg-m(2.8Lモデル)から31.1kg-mへとupしています。

また装備面でも、横滑り防止装置のESPやブレーキアシスト、前席サイドエアバッグ、純正DVDナビ、前後独立調整機能のついたエアコンなど旧型にはなかった装備が標準で備えられています。
メルセデス・ベンツ ビアノundefinedシート

アンビエンテとアンビエンテロングは本革シートを標準装備。デュアルガラス・スライディングルーフは全車オプションです。全車標準で12V電源ソケットが3列目左右とラゲッジルーム左右に備わるので、秘密基地化の一助になるのでは?

乗車定員も変わりました。旧型が2+2+2の6名だったのに対し、ビアノは2+2+3の7名。3人掛けの3列目シートというと国産ミニバンのベンチシートを思い起こしがちですが、ビアノは3座のセパレートシート。それぞれにシート内蔵の3点式シートベルトまで備わっています。

つまり大人3人でも十分3列目に座れるというわけです。なにしろ全幅が1910mmとトヨタアルファード(現行)より70mm、ハイエースより30mm広いのですから。

2~3列目シートは床との間にスペースがあるので、シートを畳まなくても長尺物を収納できます。さらに2~3列目シートはそれぞれ取り外すことができ、すべて取り外すと積載量は4500L(!)。アウトドアの基地としても使えます。

ハイエースはバイクのトランスポーターや、釣り道具一式を載せた収納スペース、大型スピーカーを備えたクラブ的空間などさまざまなカスタマイズが施されたりしますよね。これと同じような発想で、ビアノを秘密基地化するなんてなんだかワクワクしませんか。

しかも、シートを戻すこともできるわけですから、ミニバンとしても十二分に使えます。

100万円以下のビアノは、たいてい走行距離が6万km超です。しかし中には4.9万kmで2ケタ万円(修復歴なし)なんていう中古車もありますし、3ケタにはなりますが117万円で3.7万kmなんていう中古車もあります。走行距離だけでコンディションを推し量るのは難しいですが、選び甲斐のある価格帯にあることは確かです。

メルセデス・ベンツが名前まで変える意気込みで作った、秘密基地化できるミニバンです(メーカーとしてはそんなつもりはなかったと思いますが)。しかもハイエースより安い。あなたらしいアイデアで数多のハイエース軍団に対抗してみてはいかがでしょうか。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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