・フォルマッジョ
溶けるチーズケーキ

溶けるチーズケーキ

メイン料理後のフォルマッジョ(チーズ)は「溶けるチーズケーキ」。フォルマッジョとドルチェの融合で、下には水にパルメザンチーズの香りを移してバターを混ぜたものを瞬間冷凍し、常温に戻したものが敷いてあり、上にはパルメザンチーズのフレークを雪のようにふわっと掛けて、さらにバルサミコ酢を振ってアクセントに。

今まで食べたことのないように新食感というか、それぞれの食感のコントラストの差が面白いのです。フォルマッジョ好きにも、ドルチェ好きにも嬉しい逸品と言えるでしょう。


・ドルチェ 
柑橘系とヒヨコ豆

柑橘系とヒヨコ豆

ドルチェは「柑橘系とヒヨコ豆」。ヒヨコ豆はカキ氷風に仕上げられ、レモンのクリーム、柚子とスダチのメレンゲ、金柑のコンポート、そして蜜柑とオリーブ油のマルメッラータという気が遠くなりそうな仕事量で構成されています。

全てのテイストが一体となる味の調和、食感の計算、ルックスの色やデザイン等々、複雑で神経の行き届いた構成力に感服です。ブォニッシモ!


・小菓子
チョコラータ

チョコばくだん

小菓子は一口チョコラータ。別名「チョコばくだん」。中には蜂蜜、牛乳、レモングラスが入っており、一口でいただくと甘味と爽やかなテイストが口に拡がる、という最後の(美味しい)驚きです。


パーソナリティを皿の上で表現するアートのような料理達。

国産ワイン

美味イタリアンを国産ワインで楽しむ一夜。素敵です。

料理人にとって木津市場のすぐ隣というロケーションは「市場がうちの冷蔵庫」と言ってもいいほどの願ってもない好立地。シェフは鳩料理がお得意だそうですが、今は地の利を活かして魚介類に特化して、「リーズナブルな価格でお客さんに満足してもらえる個性的で面白い料理」を目指しておられます。

何しろまだ28歳! 輝く才能とセンスと努力が三位一体となって紡ぎ出すユニークで繊細な料理は、王道系の多かった関西イタリアンシーンに新時代の到来を確信させてくれるかのよう。

今後さらに勢いよく進化・深化・新化されていくであろう、若き俊英のこれからに大いに期待ですね。


<DATA>
・店名: Il Povero Diavolo
・所在地:大阪市浪速区敷津東2-2-1-317 なんば木津まち横丁「○(エン)」内
・アクセス:大阪市営地下鉄御堂筋線「大国町駅」1番出口 徒歩約5分
・地図:Yahoo!地図
・TEL:06-4395-5150
・営業時間:18:30~22:00
・定休日:水曜日

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