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消費税駆込み一段落、気になる金利対策は?(2)(2ページ目)

前回は消費税駆け込み第一弾終了後についてお話しましたが、もう一つ気になるのはやはり金利。「アベノミクスで金利が上がるから消費税引き上げ前に早く買った方がオトク!」と二重のプッシュ要因で2013年は特に喧伝されましたが、実際にはどうだったのでしょうか?そして今後どうなるのか、各種データをもとに考えてみたいと思います。

河名 紀子

執筆者:河名 紀子

家づくりトレンド情報ガイド

ローン利用予定者の過半数が「今より上昇する」

住宅ローン利用予定者に今後1年間の金利見通しを聞いたところ、昨年(2012年)10月までは「ほとんど変わらない」が半数以上を占めていましたが、2013年2月以降は「現状よりも上昇する」が過半数を占め、ユーザーの金利上昇感が強まっているのも事実です。
金利予測

住宅ローン利用予定者へのアンケート。2013年2月以降、「現状よりも上昇する」が過半数を占め、金利上昇見通しが増加(資料協力:住宅金融支援機構)


住宅金融支援機構が2013年7-8月に行った「民間住宅ローン利用者の実態調査 金利タイプ別利用状況(速報)」によると、2012年に比べて2013年は変動型ローン利用者が54.5%→30%台と一気に少なくなってはいるものの、2013年5月前後の金利上昇時をピークに、変動型利用者が若干増加に戻っているのも興味深いところ。

おそらく前述したように、ローン金利が5-6月をピークに下落トレンドにあることと連動しているのかもしれません。
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