ゴミの捨て方が大きなトラブルに!?
ゴミの分別や時間、場所など、ゴミ捨てのルールはきちんと守らないと大きなトラブルになることも!
実際、分別されていないゴミがゴミ捨て場に置かれていたり、収集時間を守らずに捨てている人を見ると、「みんなやってるからいいだろう」「誰かわからないだろう」なんて気の迷いも生じがち。でも、そのせいで犯人探しのために捨てたはずのゴミ袋を開けられることになったり、自分はきちんとルールを守っているのに、一人暮らしというだけで疑いの目を向けられるようになったりしては、決していい気がしないものです。
一人暮らしを始めたら、ゴミ捨てに関する基本のルールを確認し、気持ちよく暮らしていきましょう。
知っておきたい、ゴミ出しのルール
引越先ではゴミ捨てのルールがまったく異なる場合があります。入居前にチェック!
まず「市区町村」のルールは、その自治体のホームページやパンフレット等にまとめられていますので、必ず確認するようにしましょう。地域によってゴミの分別方法は異なります。ゴミの分別の方法や収集日や時間など、覚えてしまうまでは目につくところに貼りだしておくといいでしょう。
それとは別に「集合住宅」ごとのゴミ出しルールが定められている場合があります。マンション専用のゴミ集積場があり、365日24時間ゴミ出しができるところもありますが、分別等のルールが守られないため、利用に制限がされるケースもよくあります。入居する際に管理会社や大家さんに自治体が定めたルール以外に独自のものがあるかどうか、確認しておきましょう。
■要チェック! ゴミ捨てのルール
・有料or無料? … 「ゴミ捨てにお金はかからない」と思っている人も多いですが、最近は有料化する地域が増えています。
・分別の種類 … 地域によって「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「資源ゴミ」「ペットボトル」「瓶」「缶」などに分別されます(名称は地域により異なります)。
・捨て方 … 例えば「ペットボトルはキャップとラベルを外す」「割れ物や刃物は紙で包み『危険』と書く」など、ゴミによって捨て方が決められている場合があります。
・ゴミ袋 … 有料のゴミ袋を購入し、それを使用しなければ回収してもらえない地域もあります。
・日時 … 何曜日(もしくは何日)の朝何時までに、どの種類のゴミが出せるのか確認します。
・場所 … 近所であれば、どのゴミ捨て場にでも捨てられるわけではありません。自分の建物が捨てられる場所は、管理会社や大家さんに確認してください。
なお、ゴミ集積所は、地域住民の私有地を好意で使わせてもらっていることもあります。誰も好き好んで、自分の家にゴミ捨て場を作りたくないもの。きちんと頭に入れて、迷惑をかけないルールを守ったゴミ捨てを心がけましょう。
明細や下着など…見られたくないゴミの捨て方
給料明細やダイレクトメールなど、ゴミから個人情報が流出しないように注意!
特に女性が困るのが女性のブラジャー。ワイヤーなど入っていると、分別にも困ります。ひと手間かかりますが、ワイヤーと布地を分け、地域の分別に合わせて捨てましょう。ワコールでは、期間限定で『ワコールブラリサイクル』という、不要になったブラジャーを回収してくれるキャンペーンも行っています(2008年より毎年数か月間回収を実施しています。詳細はサイトをご覧ください)。「ゴミとして捨てにくい」という人は利用してみるのもいいでしょう。
なお、集合住宅の管理人が集積場のゴミ袋を開けて、中身を確認したり、分別し直していることがしばしば問題になることがあります。捨てた側からすれば「捨てたものを見られたくない!」と思うかもしれませんが、ゴミを捨てやすくしたり、ルールを守らない人を特定するために必要な場合もあります。万が一見られても困らないようにして捨てることを心がけましょう。
ゴミ捨て、これはマナー違反!
■引越時に大量のゴミ捨て引越のときにはゴミがたくさん出るもの。一度にたくさん出さなくて済むように、早めに荷造りを!
通常は無料で引き取られる種類のゴミであったとしても、量が多い場合は粗大ゴミになることがあります。ゴミと一緒に引越したくなければ、できるだけ早めに荷造りをして、収集日に少しずつ捨てていくようにしましょう。
■引越時に粗大ゴミを置きっぱなし
粗大ゴミは通常のゴミ収集とは別に回収を依頼しなければならない自治体が多いです。引越時に粗大ゴミが出る場合は、部屋を引き払う前に回収してもらうよう早めに依頼をしておくこと。自分は引っ越したのに、ゴミだけが残っている…というのはNGです。
■生ゴミが水でびしゃびしゃ…
水気を切るはずの三角コーナーですが、水が頻繁にかかって、かえって生ゴミを水びたしにしてしまうことも!
■よそのゴミ捨て場、コンビニやスーパーに捨てる
「今日寝坊して、ゴミ出し忘れちゃった…」という日もあるでしょう。だからといって、隣のゴミ捨て場や、コンビニ・スーパーなどのゴミ捨て場に持ち込むのはNGです。
一人暮らしにおすすめ分別ゴミ箱
地域によりますが、ゴミの分別がかなり細かく、10以上に分けなければならないことも決して少なくありません。分別に合わせてゴミ箱を用意するとなると、部屋が狭い一人暮らしにはちょっと邪魔。回収日を忘れて溜めこみさえしなければ一人分の一回のゴミの量はそれほど多くないはずです。また、一人暮らしの場合、地域によって分別方法は異なりますが、「燃えるゴミ(生ゴミ含む)」「プラスチックゴミ」「瓶・缶・ペットボトル」といった分別のゴミが多いのではないでしょうか。この3種類が捨てやすいよう1ヵ所の容量は少なくても、ひとつのゴミ箱で3ヵ所以上に分別できるものがあると便利。また、生ゴミなどニオイの気になるゴミには、フタ付のものがおすすめです。
なお、ゴミが溜まってしまったからといって、ゴミ袋のまま、ベランダや玄関前に置くのはやめた方がベター。ニオイや虫の原因となったり、いたずらをされたり、最悪の場合は災害の際の通路の妨げや放火の原因となることもあります。
■一人暮らしおすすめゴミ箱
ゴミ出しを忘れないための便利アプリ
便利なアプリを使って、スマートなゴミ捨てを!
最近ではゴミ収集の方法や曜日をお知らせをしてくれるアプリを提供している自治体も多くあります。お住まいの地域のサイトなどを調べてみましょう。
■一人暮らしにおすすめのゴミ捨てアプリ
ごみの日アラーム(iPhone)
コジごみカレンダー(Android)