内覧会での確認をキッチリと
資金計画をよく確認
内覧会では、建具の開閉具合やクロスの仕上げなども確認しましょう(写真はイメージ)
既に竣工済みのマンションを契約する場合は、契約前に内覧会を行うのが一般的です。この場合も、確認会までに2週間程度は期間を要します。モデルルームや事務所として使用していた部屋は思わぬ傷があったりします。完成していても安心せずに契約前に良くチェックしましょう。
もう一点留意したいのが、お金の準備。定期預金や投資信託などはすぐに解約できないケースもあるので、注意しましょう。契約から引渡しまでの期間が長ければその間の貯蓄で資金計画にも余裕が持てますが、すぐの引渡しの場合には引越し代など事前に必要なお金は準備しておきましょう。入居は出来たがカーテンが無かったなんてことはくれぐれも無いように。
消費税が上がっても価格が上がらない場合もありうる
駆込みムードに惑わされず、しっかりしたマンション選びを
4月1日になれば、消費税がアップしますのでおおよそのマンションは、消費税上昇分が転嫁され価格が上昇するでしょう。一方で、販売が苦戦している物件などは、消費税アップによる駆け込み需要(多少はあると思われる)がなくなるため、消費税上昇分を価格に転嫁しないことも考えられます(実質的な値下げ)。マンションは大きな買い物ですので、価格動向を左右するのは需給です。「慌てて買ったのに価格が上がらなかった」と後悔しないように、しっかりしたマンション選びを心がけましょう。4月以降引渡しマンションは、既に消費税8%時点の表示がされています。ローン控除の拡充を見越して、5,000万円台を越えるような高価格帯のマンションの売れ行きも堅調です。どちらがリーズナブルかは物件次第。消費税は、あくまでも一つの検討要素として考えて、じっくりとマンションを選んでは如何でしょうか。