続々登場するVOCALOID3歌声ライブラリ
2013年末から2014年1月、2月というタイミングで、さまざまなVOCALOID3製品が登場してきています。具体的な製品名であげると●メルリ(ヤマハ)
●kokone(インターネット)
●MEIKO V3(クリプトン・フューチャー・メディア)
マクネナナ(マクネナナプロジェクト)
といった製品。すべて女性VOCALOIDですが、みんな特徴のある歌声ライブラリであり、選択肢が増えるというのはVOCALOIDユーザーとしてもうれしい限りです。
この中で、特に使ってみて面白かったのがインターネットのkokoneです。漢字だと「心響」と書くそうですが、これは、今までにないチャレンジングな製品なのです。実際に、ネットにUPされている動画などをご覧になった方もいるかもしれませんが、kokoneの最大の特徴はファルセット=裏声です。
ある程度の高さから上の音になると、非常にキレイな裏声で歌いだすんですよね。単純に普通の声をデジタル的に高域に持ち上げるのとは明らかに違う歌い方であり、とっても新鮮です。先日、開発元であるインターネットの村上昇社長に、その辺の経緯をインタビューし、DTMステーションでも記事にしているので、興味のある方はご覧になってみてください。
ちなみに、そのインタビューの中でもう一つ登場したのが、Megpoid Talkという製品。これはMegpoidとはいえVOCALOIDではなく、テキストtoスピーチというジャンルの喋るソフトウェアです。VOCALOIDと同じMegpoidの声で簡単に喋ってくれるのは面白いし、このソフトからVOCALOID3用のVSQXファイルを書き出せるので、それを各VOCALOID製品で読み込むと、喋らせることができるというのも大きなポイントとなっています。
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