カブトムシの飼い方のコツ~サナギ編~

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カブトムシのサナギを飼育する方法


夏前になると、いよいよカブトムシの幼虫は脱皮をして、サナギへと大きく姿を変える。幼虫からサナギへ、さらにはサナギから成虫へと変態していく様子を観察するのは、カブトムシ飼育の醍醐味のひとつ。いくつか気をつける点があるので、その辺りをしっかりとアドバイスするぞ!
 

サナギになる時期はいつ?幼虫が準備の部屋を作りはじめる

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幼虫が蛹室を作りはじめたら、サナギになる準備


秋から春まで、腐葉土をモリモリと食べて大きくなったカブトムシの幼虫は、翌年の夏前になると、自分のカラダから出る分泌液を使って、蛹室(ようしつ)という部屋を作りはじめる。そう、これはカブトムシがサナギになるための準備の部屋なのだ。

幼虫がこのような状態になったら、飼育ケースやビンをむやみに動かしたり、大きな振動を与えないこと。なぜなら、この時期の幼虫はカラダがデリケートな状態になっているからだ。また、せっかく作った蛹室を壊してしまう可能性もある。観察もそっとするようにしたいところ。とにかく、やさしく見守るのがコツ。
 

幼虫は脱皮して、サナギへと姿を変える!

オスのサナギには、もう立派な2本の角が生えている

オスのサナギには、もう立派な2本の角が生えている


蛹室を作った後、カブトムシの幼虫は皮膚がシワつきはじめ、だんだんとカラダを動かさなくなってくる。しばらくすると幼虫はその皮膚を脱ぎ、サナギへと姿を変えるんだ。このときになってはじめて、オスのカブトムシには頭部と前胸部(ぜんきょうぶ)に2本の角ができる。サナギになった直後のカラダは白色で柔らかいが、時間が経つにつれてオレンジ色に変色して、カラダもかたくなってくる。
 

カブトムシのサナギは動く??

実はカブトムシのサナギは、蝶のサナギなどと違って動くのだ。ツノや頭部、各脚は動かないが、腹部の節の部分をコキコキと動かすことができる。これは幼虫から脱皮してある程度すると、腹部に筋肉が形成されるため。飼育の際、サナギが動くのを見たときは、はじめは驚くかもしれないが、それ自体は飼育にはなんら問題がないのでご安心を!

ちなみにカブトムシのサナギの中身は、はじめはどろどろの液体状になっている。カブトムシは幼虫からサナギになるときに、一部の神経器官や呼吸器官以外は、溶けたような状態になり、また新しく成虫になるべく組織が形成されていく。

なので、サナギのカラダはとてもデリケートなのだ。とくにサナギになりたての時期はなおさらのこと。カブトムシのサナギを強くつかんだり、強い衝撃をあたえると、うまく成長しなくなるどころか、場合によっては死んでしまうことも! なるべく触らないように、注意して飼育しよう。
 

カブトムシの羽化シーンは、最高の観察タイム!!

この時点では、前翅はまだオレンジ色。この後、黒く変色していく

この時点では、前翅はまだオレンジ色。この後、黒く変色していく


3週間ほど経つと、カブトムシのサナギはだんだん黒ずんできて、今度はサナギの皮膚を脱いで成虫となる(これを羽化という)。羽化後は前翅(まえばね)が白色だが、時間が経つとともに、それがオレンジ色、そして黒色と変わっていく。

それから1週間ほどすると、カブトムシは土の外に出てきて活動を開始するぞ。無事に成虫となったら、こちらの記事「カブトムシの成虫を飼育するコツ」をチェックしよう。もし、産まれたカブトムシのオスとメスを一緒に飼う場合は、同じペアの親から産まれたこども同士ではなく、違うペアから産まれたオスとメスを一緒に飼う方がいいんだ。

土の上にサナギがでているけれどどうする?蛹室が崩れたらどうする?などカブトムシのサナギを飼っているときに、よくある疑問に対しては「カブトムシの飼い方~サナギ編~のQ&A」でお答えします!

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。