カブトムシの成長過程 卵~幼虫編

カブトムシは卵から幼虫、サナギ、そして成虫へと大きくその姿を変化させていく、いわゆる完全変態の昆虫なんだ。ここでは、そんなカブトムシの一生を紹介するよ。産卵~孵化~幼虫編となる今回は、カブトムシの成虫の出会いから交尾、そして産まれた卵の孵化、さらに脱皮して大きくなっていく幼虫の時期を解説していくよ! 

カブトムシの一生を知ることによって、カブトムシの生態を知るのはもちろんのこと、飼い方や採り方においても多いに参考になるはず。もちろん、カブトムシの寿命もわかるぞ。

※掲載した月は一応の目安。生息環境や個体差によって、その時期が前後1ヶ月ほどズレることもある。
   

カブトムシの交尾&産卵/7~8月

カブトムシの成長過程:まずは交尾

好みの相手が見つかったら、カブトムシのオスとメスは交尾をする。
 

■樹液まわりでカブトムシのオスとメスが出会う!
クヌギやコナラから染み出た樹液のまわりは、カブトムシにとっては単にエサ場(食堂)となるだけでないんだ。そこはオスとメスとの出会いで場でもある。 そしてお気に入りの相手を見つけたら、カブトムシのオスとメスは交尾をする。

■メスが土の中に卵を産む
カブトムシの成長過程:産卵

メスは土の中に卵を産む

1~2週間ほどすると、カブトムシのメスは腐葉土や朽ち木の下に卵を産む。ちなみに、カブトムシのメスが産む卵は数にするとおよそ20~30個ほど。産卵してすぐの卵の直径はおよそ2~3mmで、カタチは楕円形。その後、水分をふくんで、だんだんカタチが丸くなってくる。
 

カブトムシの孵化/8~9月

■卵から幼虫が出てくる!
それから2週間ほどすると、メスが産んだ卵の殻を破って、中から幼虫が出てくるぞ。この過程を孵化(ふか)という。この産まれてすぐのカブトムシの幼虫は、初令幼虫(しょれいようちゅう)、あるいは1令幼虫(いちれいようちゅう)と呼ばれる。初令幼虫のカラダの大きさは、およそ8~10mmほどだ。
カブトムシの成長過程:孵化

卵から幼虫が出てきたっ!

 

カブトムシの脱皮/9~10月上旬

■はじめての脱皮
その後、1週間ほどすると、カブトムシの初令幼虫は小さくなってきた自らの皮膚を脱ぐんだ。そう、いわゆる“脱皮”というヤツだね。この脱皮した後の幼虫を、2令幼虫(にれいようちゅう)と呼ぶ。

■2度目の脱皮でさらに大きくなる!!
カブトムシの2令幼虫は、さらに3週間ほどすると、2度目の脱皮をする。この2度目の脱皮が終わった幼虫を3令幼虫(さんれいようちゅう)と呼び、初期のカラダの大きさは約4cmほど。
 
それから、カブトムシの3令幼虫は自慢の大アゴを使って腐葉土などを、ムシャムシャとたくさん食べて大きくなっていく。カラダの大きさは8~12cmぐらいにまで成長するぞ。
カブトムシの成長過程:幼虫

カブトムシの3令幼虫(さんれいようちゅう)

なので、もし飼育して大きなカブトムシを育てたいなら、この幼虫の時期にエサを切らさず(とくに3令幼虫のときに)、幼虫にとって快適な飼育環境を作ってあげることが重要となるんだ。

■そしてサナギに…
土の中で冬を越したカブトムシの幼虫(3令幼虫)は、翌年の5~6月に3度目の脱皮をしてサナギになる! 
カブトムシの成長過程:サナギへ

カブトムシのサナギ

カブトムシのサナギと成虫

カブトムシの姿に本格的に移行する期間はカブトムシの成長過程を観察する上での醍醐味だ!
以下の記事にサナギから羽化、成虫の飼育方法などが載っているので是非見て参考にしてほしい。

カブトムシのサナギを飼育するコツ」「カブトムシの成虫を飼育するコツ」に続く

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。