記憶術/記憶術の例

ゴロ合わせで英単語を記憶する!実践編

だれもが苦労する英単語記憶。これに強力な効果を発揮するのが「ゴロ合わせ」。前回はゴロ合わせ英単語記憶・5つのポイントを紹介・解説しましたが、今回は実践編として20の英単語の意味をゴロ合わせで一気に記憶します。5つのポイントの復習に加え、他人が考えたゴロ合わせを使う際のポイントもお伝えします。

宇都出 雅巳

宇都出 雅巳

コーチング・マネジメント ガイド

大学時代から速読教室に通い始め、10を超える速読法を学び、行政書士、宅建、公認会計士試験など、試験勉強で実践研究を重ねる。その中で記憶術も実践。また、20年以上にわたりプロフェッショナル・コーチとして経験を重ねる。その経験に認知科学の知見を加えた独自の学習法・成長法を確立し伝えている。著書は25冊以上。

...続きを読む
英語辞書

ゴロ合わせは実はイメージ記憶術

ゴロ合わせ記憶のポイント復習(1)

前回の記事で英単語をゴロ合わせで記憶する方法とそのポイントをお伝えしました。今回は実践編として、20の英単語の意味を記憶してもらいますが、まずは前回の復習です。

前回の記事で取り上げた“nasty”の意味、覚えていますか?

「”nasty”、そういえば“茄子ティ”だった……。でも意味はなんだっけ?」

すぐに意味が思い出せない人もいるかもしれませんが、それでもOKです。

まずは、前回の記事で紹介したゴロ合わせ記憶のポイントの最初の2つはクリアしていますからね。

1つ目のポイントはバカバカしい言い換えを面白がる遊び心。「茄子ティ」なんてバカバカしい言い換えを恥ずかしがらずに思い出せたわけですから、OKです。そして、「茄子ティ」と言いながら、おそらくティーカップに茄子が入った様子などをイメージしていたでしょう。

2つ目のポイントはゴロ合わせの言葉をイメージ化すること。これもOKですね。

「でも、意味が……」と思い出せなくて落ち込んでいる人には、3つ目のポイントが重要です。それはすぐに覚えられなくても落ち込まないことですから。

“nasty”の意味は「いやな」。これがすぐに思い出せなくても、「そうだ。茄子ティなんて「いやだ」と覚えればいいんだ」と今ここで覚えてしまえばいいだけです。

簡単でしょう?


ゴロ合わせ記憶のポイント復習(2)

なかには、すぐに”nasty”=「いやな」だと思い浮かんだ人もいるでしょう。そして、そんな人は茄子ティというゴロはすっかり忘れていたかもしれません。

もちろん、それでOKです。ポイントの4つ目はゴロ合わせは最終的に忘れるに任せることですから。

このようにゴロ合わせによる英単語記憶は楽しく簡単に進めることができるのです。

そして最後の5つ目のポイントは完璧主義に走らないことです。

前回の記事では“genuine”を「爺(じい)、入院」と言い換えた例を挙げて、英語の発音に忠実にゴロを考えなくていいこともお伝えしました。

「間違えて発音を覚えてしまわないの?」と心配される人がいるかもしれませんが、それは意味を覚えてから心配することにしましょう。まずはその英単語になじみ、大体の意味を把握するのが先決です。それができてから、正しい発音を覚えていけば十分です。

実は英単語記憶につまづく人は、さまざまな意味を全部一気に覚えてしまおうとか、正確なスペル、さらには発音も覚えようという人です。覚えるべき量に圧倒されて挫折してしまうのです。

それよりも、とりあえず敷居を下げることが英単語記憶を効果的に進めるポイントです。

いよいよ20個の英単語をゴロ合わせ記憶!--次ページへ
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます