ゴロ合わせは実はイメージ記憶術
ゴロ合わせ記憶のポイント復習(1)
前回の記事で英単語をゴロ合わせで記憶する方法とそのポイントをお伝えしました。今回は実践編として、20の英単語の意味を記憶してもらいますが、まずは前回の復習です。前回の記事で取り上げた“nasty”の意味、覚えていますか?
「”nasty”、そういえば“茄子ティ”だった……。でも意味はなんだっけ?」
すぐに意味が思い出せない人もいるかもしれませんが、それでもOKです。
まずは、前回の記事で紹介したゴロ合わせ記憶のポイントの最初の2つはクリアしていますからね。
1つ目のポイントはバカバカしい言い換えを面白がる遊び心。「茄子ティ」なんてバカバカしい言い換えを恥ずかしがらずに思い出せたわけですから、OKです。そして、「茄子ティ」と言いながら、おそらくティーカップに茄子が入った様子などをイメージしていたでしょう。
2つ目のポイントはゴロ合わせの言葉をイメージ化すること。これもOKですね。
「でも、意味が……」と思い出せなくて落ち込んでいる人には、3つ目のポイントが重要です。それはすぐに覚えられなくても落ち込まないことですから。
“nasty”の意味は「いやな」。これがすぐに思い出せなくても、「そうだ。茄子ティなんて「いやだ」と覚えればいいんだ」と今ここで覚えてしまえばいいだけです。
簡単でしょう?
ゴロ合わせ記憶のポイント復習(2)
なかには、すぐに”nasty”=「いやな」だと思い浮かんだ人もいるでしょう。そして、そんな人は茄子ティというゴロはすっかり忘れていたかもしれません。もちろん、それでOKです。ポイントの4つ目はゴロ合わせは最終的に忘れるに任せることですから。
このようにゴロ合わせによる英単語記憶は楽しく簡単に進めることができるのです。
そして最後の5つ目のポイントは完璧主義に走らないことです。
前回の記事では“genuine”を「爺(じい)、入院」と言い換えた例を挙げて、英語の発音に忠実にゴロを考えなくていいこともお伝えしました。
「間違えて発音を覚えてしまわないの?」と心配される人がいるかもしれませんが、それは意味を覚えてから心配することにしましょう。まずはその英単語になじみ、大体の意味を把握するのが先決です。それができてから、正しい発音を覚えていけば十分です。
実は英単語記憶につまづく人は、さまざまな意味を全部一気に覚えてしまおうとか、正確なスペル、さらには発音も覚えようという人です。覚えるべき量に圧倒されて挫折してしまうのです。
それよりも、とりあえず敷居を下げることが英単語記憶を効果的に進めるポイントです。
いよいよ20個の英単語をゴロ合わせ記憶!--次ページへ