伊豆長岡温泉とは
伊豆長岡温泉は、平成17年に伊豆長岡町、大仁町、韮山町が合併して誕生した伊豆の国市を代表する大温泉池です。温泉街中央の源氏山を挟んで東側が、1300年の歴史と伝統を誇る古奈温泉と呼ばれていた古奈地区で、今でも上品な宿が点在していますが、住宅街の中に宿が点在しているので、カーナビが無いと宿を発見するのが難しい感じです。一方、源氏山の西側は長岡地区で、こちらは対照的に大規模な温泉宿が林立しており、いかにも大温泉地らしい風情が楽しめます。伊豆長岡温泉は大温泉地ですが、大温泉地では珍しい自家源泉を持つ宿も多く、源泉掛け流しの宿も多い事が特筆出来ます。また、一部の宿からは富士山を望む事も出来ます。掘削技術の進歩で、今でこそ富士山を望む温泉は多数ありますが、伊豆長岡温泉はかなり古くからの例外と言えると思います。
今回は中伊豆の入口にある大温泉池、伊豆長岡温泉を紹介します。
伊豆長岡温泉の源泉、泉質
伊豆長岡温泉には多数の源泉があり、自家源泉を持つ宿も数多くあります。泉質は単純温泉で、硫酸塩泉の名湯が多い中伊豆の入口にあるだけに、硫酸塩が程よく入った単純泉です。源泉によっては、重曹の含有が多い物など、微妙な個性の違いもありますが、基本的にはクセの無い清らかな湯です。無料の足湯や飲泉所も整備されており、良質な源泉を文字通り味わって確認する事が出来ます。
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