「365日」杉窪章匡さんプロデュース
セテュヌ ボンニデーの厨房の窓
「晴れの日も。雨の日も。曇りの日も。/どんな時も、私の幸せがそこにある。/そうだあそこに行こう。/それは、いい考えだ!」
向ケ丘遊園の「セテュヌ ボンニデー」の厨房から外の通りに向けて、窓ガラスにそんな言葉が書かれています。「セテュヌ ボンニデー」はフランス語で「それはいいアイデアだね!」の意。
小さめサイズのパンが並ぶ
2014年12月、代々木八幡に自らの店「365日」をオープンした杉窪章匡さんが時を同じくしてプロデュースしたパン屋さんです。
パンオショコラ
地元の人たちで賑わう店の奥でパンを焼いているのは、杉窪さんのお弟子さんの一人、パン職人歴10年の有形泰輔さん。杉窪さんはどんな人?と尋ねるとこんな答えが返ってきました。「自分を本気にさせてくれた人。この世界はもっと深いものだということに気づかせてくれました」。
有形泰輔さん、杉窪章匡さん
セテュヌ ボンニデーも杉窪さんプロデュースのほかの店と同様、国産小麦を用い、添加物を使わず、地域のこだわり生産者とのつながりを大切にするお店で、ハムやベーコン、リエットなどの加工品は姉妹店「ビストロ カプリシュー」(川崎市多摩区登戸)が作っています。
クロックムッシュ
この店のスタンプカードは、パンを購入すると500円ごとにその日の天気(晴れ、曇り、雨)によって異なるスタンプを押してくれて、最終的にどの天気が一番多いかによって特典が変わるところが面白いのです。晴れは400円、曇りは500円、雨が600円引きになるのですが、ビストロ カプリシューで使うなら、晴れがソフトドリンク、曇りがアペリティフ、雨がデザートのサービスとなるのだとか。
九州産石臼挽き小麦のカンパーニュ
セテュヌボンニデーが入り口となり、フランス料理やワインなどの愉しみかた、食文化を伝えていければ、と杉窪さんは考えています。
チョコパン