照明・LED/LED照明

水耕栽培ができ、インテリア照明にもなるLED器具(2ページ目)

家庭で野菜の水耕栽培を行うことは難しいと言われていますが、この製品はそれを比較的簡単に実現できるものです。植物の育成には水や適切な温度、光などが欠かせません。製品はコントロールされた色とエネルギーを持つLEDによって、最適な光合成を促進します。LEDの光は自然光に近い特性でインテリア照明としても使え、特に葉が茂ってきたときは空間のアクセントとなって部屋に心地よい雰囲気をもたらします。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド


野菜の育て方
 

具体的な野菜の育て方をみていきましょう。

1、 水溶液の準備
微粉タイプの溶液粉末を1000倍の水道水で薄めます。

苗カプセルのしくみ

写真4. 苗カプセルのしくみ

2、 種をまく
ロックウールに深さ5mmほどの穴をあけて3粒の種をまきます。苗カプセルの内部に光が入らないよう苗トレイの上部にカバーを付け、室内に設置します。この際、LEDライトは一番下まで下げます。


 
LEDライトは発芽するまで点灯しなくても良いですが、忘れそうな場合は最初から点灯しても良いです。育苗期間は24時間点灯します。最低でも16時間の点灯が必要ですが、この場合、電気代は一カ月でおよそ200円程度です。

種まき後2週間

写真5. 種まき後2週間の様子

3、 発芽と苗の間引き
早ければ3日で発芽。発芽したらLEDライトは必ず一番下まで下げて十分な光を与えます。(最大2万ルクス)。
苗が全て発芽したら、一本だけ残して他は間引きします。

4、 苗の育成
苗の成長に応じてLEDライトの高さを調整します。葉はLEDに触れると低温やけどで変色するので注意が必要です。

チンゲン菜

写真6. 収穫前のチンゲン菜

5、 収穫
 葉が育って大きくなったら食べられます。野菜の種類にもよりますが種まきから一か月ほどで食べられます。無農薬なので食用としても安全です。

「LED Farm Tree 3Pods」で栽培できる野菜はサラダ菜、チンゲン菜、サニーレタス、バジル、クレソンなどがあります。

なお、消耗品はホームセンターなどで求めることができますが、EU委員会認定有機種子はオンラインショップで求めることができます。

次のページでは「部屋のアクセント照明」についてご紹介します。

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