恋愛は恋と愛の合体で成り立つ?
今年は恋愛に関して深く思索したい年。
ところが、心理学では、恋愛とは、恋と愛という全く別の感情ステージがいっしょくたにされて出来た心理と考えられています。恋とは、字からも推察できるように、変わるという言葉と密接に関係しています。よく「乙女心と秋の空」と言われるように、恋する乙女の心は、秋の空のようにうつろいやすいものです。
例えば、フロムという心理学者が、「恋とは、性欲が結びついた一時的な高揚感であり、愛とは、より長期的、継続可能なものであり、必ずしも性欲と関係があるとは限らない」といっていますが、恋は、一時的な高揚が収まってしまえば、すぐに消えてしまうはかないものです。
別の見方をすれば、恋には、たぶんに生理的欲求に由来するところが大きいため、簡単に自分の意志ではコントロールすることが出来ない本能的な要素が強いと言えそうです。
みなさんも、「一目ぼれ」なんていう経験をしたことがあるでしょう?その時のことを思い出してみてください。なんだか病気にかかったみたいに、その人のことばかり頭から離れず、食事ものどを通らなくなったりしたのでは?でも、病気が時間がたてば治るように、恋心も、時がたてば、自然と治まっていくことを、みなさんも体験済みだと思います。
実際、恋は、秋の空のようにうつろいやすく、夢のようにはかないもののようです。