12月のノエル(クリスマス)が過ぎたころから、1月末までの間にフランスを旅行される方に、是非、現地で味わっていただきたいものがあります。それがガレット・デ・ロワ (galett des rois / ギャレット デ ろワ) です。

イメージ画像

ガレット・デ・ロワの例


ガレット・デ・ロワとは?

ガレット・デ・ロワは、フランス語で「王様のお菓子」という意味を持つ、アーモンドの風味のクリーム(frangipane / フらンジパーヌ) のぎっしり詰まったシンプルなパイ菓子で、中に、フェーブ (fève / フェーヴ) と呼ばれる陶器製の小さな像が入っています。

キリスト教の祝日のひとつ、公現祭 (Épiphanie / エピファニー)を祝って、みんなで楽しくいただきます。

公現祭は、イエス・キリストの顕現(けんげん)を記念する日です。広くは、1月5日または6日に祝われるようですが、休日となる祝日でないことから、フランスでは1月の第一日曜日に祝います(実際には、1月の間中ガレット・デ・ロワを楽しむことができます)。

元々は東方教会のお祭りで、主の洗礼を記念するものでした。後に西方教会に伝わりましたが、主の洗礼の意味は失われ、東方の三博士による幼子イエスの訪問と礼拝の記念が中心となり、異邦人に対する主の顕現(けんげん)として祝われるようになったそうです。

ガレット・デ・ロワの「ロワ」は、フランス語で rois mages (ろワ マージュ)と呼ばれる東方の三博士のことを指しています。


ガレット・デ・ロワの起源

ガレット・デ・ロワの起源は、古代ローマにまで遡るといわれています。

古代ローマ時代、農耕神サートゥルヌスの祭典の饗宴では、豆を一つ入れたケーキが供され、豆が当たった人を宴の王とする習慣があったそうです。

次のページでは、ガレット・デ・ロワの楽しみ方を紹介します。