NGではないけれど、損をしてしまう話題とは?

ここで問題です。あなたは重大なプロジェクトのリーダーになりました。サブリーダーを任せるとしたら、次の二人のうちどちらを選びますか?

Aさん:朝に弱く、休日はいつも遅くまで寝ている。趣味はマンガを読むこと。お酒が好きで、家でも毎日飲む。

Bさん:マラソンが趣味で、基本的に朝はジョギングをしてから出社。休みの日は英会話教室に通っている。お酒はたしなむ程度。

ほとんどの人がBさんを選ぶのではないでしょうか。実はAさんもBさんも実在の人物。Aさんは某会社の営業課長でトップセールス。会社はじまって以来のスピード出世をしているエリート、Bさんはリストラに伴い現在、早期退職を勧められています。

実際の能力がわからないのに、言葉によって形成された印象で評価を下してしまう。とても残念な話ですが、対人認知においてゆがみが生じるのは、専門家の研究でも明らかになっています。

飲みの席では普段会社では話さないような話題、例えば「個人的な趣味の話」や「休日に何をしているか」といった話題になることが少なくありません。自己開示は相手との距離を縮める効果がありますし、正直であることは素晴らしいことです。しかし、自分が選んだ言葉がマイナスの印象を形成しないかを意識しないと、思わぬ損をしてしまうことがあります。

先ほどの問題で登場したAさんは、実はマンガを読むことだけでなく、歴史小説を読むのも大好きです。いくつもある趣味の中からどれを開示するのか、無頓着のままではもったいないでしょう。

皆さんも次の飲み会の前に「趣味」と「休日の過ごし方」くらいは回答を用意してみてはいかがでしょうか。

次のページでは、ついやってしまいがちな「飲み会ならでは」の話題についてです。