初めての自動車保険。どうやって選ぶ？(3ページ目)

自動車保険全部を任せたいなら“プロ代理店”

“保険代理店”という存在はご存知でしょうか？その名のとおり保険販売を専業としている代理店のことです。業界では“プロ代理店”と呼ばれています。自動車保険だけでなく、火災保険や傷害保険などの損害保険、生命保険や医療保険も販売しているところがほとんどです。ワンストップで生命保険、損害保険の各社商品を選ぶことができます（その代理店が取り扱いをしている商品に限る）。

こういったプロ代理店に任せる場合は代理店選びがポイント。こればかりは「コレ」といった物差しがあるわけではないですが、自身のカーライフを丁寧に聞いてくれてそれにあわせて自動車保険の設計も考えてくれるところがオススメです。少々規模が大きくなると分業がされていて、代理店の中に事故対応専任担当者を置いているところもあります。ただし、プロ代理店と言っても主力に取り扱う商品が何なのかによって得手不得手はあります。とりあえず、まずはお付き合いしてみてプロとしての価値があるかどうか、自分に合っているかどうかを自身で判断してみてください。

さて、代理店で加入したとしても、事故の時にいつでも現場に来てくれるとは限りません。多くのお客さんに対応しているので、自分だけに付きっきりということは現実的ではないでしょう。事故直後も大切ですが、事故後や加入継続手続きなど含め、“身近”で対応してくれるのが代理店型の特徴と考えてください。
 

“ご縁や身近”もOK

自動車保険はJAや全労済などの共済でも加入できます。正確には自動車共済と言いますが、ほとんど普通の自動車保険と内容は変わりありません。前述の代理店もそうですが、JAや全労済の場合、親が加入しているのでとか、近所の知り合いに勧められてといった“ご縁”で加入している人が多いようです。そういったご縁も大切です。

はじめて自動車保険に加入する人は“自動車保険初心者”ですので、まずは知った人から色々教わって自分で選んで加入できる、あるいは保険加入の心得みたいなものができたら他の代理店もしくはダイレクト型にチャレンジしてみるといった考え方もあるでしょう。また、年配の方の場合、身近に窓口があった方が何かと便利で安心なことも多いでしょう。


いろいろ悩ましい自動車保険選びですが、過去の記事

「自動車保険FP座談会　代理店派vsダイレクト派」
「自動車保険加入者インタビュー【ダイレクト派】」
「自動車保険加入者インタビュー【代理店派】」

も参考にしてみてください。

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