分譲マンションレポート/山本久美子の分譲マンションレポート

【取材レポート】DEUX TOURS CANAL&SPA

東京五輪で注目される湾岸エリアに、住友不動産がフラッグシップマンションと位置づけるDEUX TOURS(ドゥ・トゥール=フランス語で2本のタワー)がいよいよ販売を開始すると聞いて、見学してみました。晴海エリアの資産価値についても、考えてみたいと思います。

山本 久美子

執筆者:山本 久美子

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晴海エリアの
運河沿いに建つ免震ツインタワー

勝どき駅周辺

大江戸線勝どき駅周辺

大江戸線「勝どき駅」から晴海トリトン方面に進み、黎明橋を渡ると運河沿いに建築現場が見えます。超高層の賃貸住宅棟の奥に建築されている、地上52階建ての免震ツインタワーが「ドゥ・トゥール キャナル&スパ」です。運河沿いの遊歩道は既に整備され、ガイドが訪れた際には、何人かの釣り人がいました。ハゼなどが釣れるそうです。


現地写真

朝潮運河沿いの現地建築現場(奥に見える超高層棟は賃貸マンション)

ドゥ・トゥールは、1450戸(44.67平米~123.77平米※住宅専有トランクルーム面積含む)の住戸と216区画(32.34平米~57.05平米)のSOHO(オフィス兼用住戸)で構成されたツインタワーマンションで、第1期はWEST棟上層階住戸を販売する予定です。

次に、詳しい情報を求めて、モデルルームのある「ドゥ・トゥール ゲストサロン」に向かいました。ここでマンションの全体模型を見ると、運河沿いの遊歩道と調和するように整備し、敷地内の植栽を上手く配置した、水と緑を感じられるランドスケープになっていることが分かります。また、物件名にもなっている大型スパや高層階に設けたビューラウンジなどの共用施設のほか、WEST棟の1階に24時間営業のスーパーマルエツが入ることになっているそうです。
模型

マンションの全体模型


大震災後に計画を見直し
長期優良住宅の認定を受ける

パノラマウインドウ

通常はバルコニー側の壁で視界が遮られる(左側2つの例)が、パノラマウインドウなら視界が広がる。さらに室内の梁を外に出すことでサッシ回りがすっきりする「新ダイナミックパノラマウインドウ」(一番右)を採用している

東日本大震災後に開発計画を見直し、地盤の強化をしたり、制震構造の予定から免震構造に変更したりしています。さらに、長期にわたり良好な状態で使用できる、長期優良住宅の認定を受けていることも注目点でしょう。長期優良住宅の水準に性能を引き上げると、通常は建築コストがアップしますが、全体の計画を見直すことで住宅価格上昇につながるコストアップをせずに、認定を受けることができたということです。

また、運河越しには都心の眺望が、南側方面にはお台場や東京湾が見えることもあり、こうした眺望を最大限楽しめる「新ダイナミックパノラマウインドウ」を採用している点も大きな特徴です。


>次ページからは、晴海エリアの魅力や将来性について詳しく見ていきましょう。

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