金利の低さが魅力のネット銀行

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ネット銀行だからといって、何もかも自分で考えて決めなくてはならないわけではありません。コールセンターなどで相談にのってもらうこともできます。

2013年後半は銀行が全般的に住宅ローンの金利引下げを図った時期となりました。変動金利型の金利で見ると、メガバンクや信託銀行では0.1~0.2%拡大し、最大1.7%の引下げを実施、12月の金利では0.775%の適用金利が多くなっています。

それよりも、さらに低い適用金利をネット銀行が出しています。ソニー銀行は今年後半に引下げを0.1%拡大し、変動セレクト住宅ローンの変動金利型の適用金利は12月で0.599%です。住信SBIネット銀行は11月から自行ローンの「Mr.住宅ローン」の取扱いを開始。12月現在、基準金利より2.1%引下げ、適用金利は0.675%です。このようにソニー銀行、住信SBIネット銀行とも変動金利型ではメガバンク等よりも低い金利を打ち出しています。

繰上返済の利便性の良さや団信のラインナップにも注目

ネット銀行の繰上返済の利便性の良さはご存知の人も多いでしょう。最近では、団体信用生命保険のラインナップを増やしたり、その他のサービスを付帯したりと金利ばかりでなく、商品自体の魅力がアップしてきています。ネット銀行の代表格でもあるソニー銀行、住信SBIネット銀行、新生銀行の住宅ローンの特徴をご紹介します。

●ソニー銀行
通常の住宅ローンと「変動セレクト住宅ローン」の2つの住宅ローンがあります。変動セレクトは、当初は変動金利型しか選べませんが、変動金利を選択している時は基準金利から1.3%引下げ、固定金利型を選択しているときは0.9%の引下げという商品で、基本的には変動金利型で借入れしたい人向けの商品です。通常の住宅ローンは全金利タイプで基準金利から1.0%の引下げです。

保証料はなし、手数料は通常の住宅ローンは42,000円と割安で初期費用が少なく済みます。ただし、変動セレクトの手数料は借入額の2.1%ですので、ほぼ保証料がかかる金融機関と同じくらいの初期費用の目安になります。

繰上返済は1万円からいつでも手数料なしで手続きができます。団信は一般的な団信に加え、3大疾病保障付き(金利0.3%上乗せ)の選択もできます。通常の団信に加入できない場合には、引受け基準が緩和されているワイド団信(金利0.2%上乗せ)もあります。

●住信SBIネット銀行
三井住友信託銀行のネット専用住宅ローンと、自行ローンであるMr.住宅ローンの2つの商品があります。金利は微妙に異なり、変動金利型中心で行きたい人はMr.住宅ローン、固定金利選択型中心の人は三井住友信託銀行のネット専用住宅ローンの方が有利な傾向にあります。

初期費用は保証料はなし、手数料は借入金額の2.1%です。団信は上乗せ金利なしで8疾病保障付きのものになっているのが特徴的な点です。繰上返済は1円から繰上返済手数料無料で手続きできます。

Mr.住宅ローンには、総合生活補償保険(交通事故等でのケガで入院、手術した場合の補償と個人賠償責任保険)と震度6強以上の地震の場合に5万円が支払われる地震補償が付いています。

●新生銀行
保証料なし手数料5万円と初期費用は少なく抑えることができます。ただし、下記にご紹介する「安心パック」利用の場合の手数料は10万円です。繰上返済は手数料無料で、通常の繰上返済にあたる「金額指定繰上返済」のほか、指定した残高を超えた分を自動的に繰上返済してくれる「スマート返済(自動繰上返済)」があるのが特徴です。

新生銀行のもう一つの特徴は、「安心パック」です。安心パックに申し込んだ場合には、繰上返済をして期間を縮めたものの、一時的に返済が厳しくなった場合には、短縮した期間以内であれば元金返済を休み、利息のみ返済する「コントロール返済」をすることが可能です。また、団信は通常の死亡・高度障害の保障に加え、介護が必要になった場合も保障が付加されます。病気やケガで公的介護保険制度の要介護3以上に該当すると認定された場合に、ローン残高が保険金で清算されます。

ネット銀行というと、全てネットで完結というイメージが強いようですが、コールセンターの専門スタッフが相談にも応じてくれます。上記3行とも入出金はゆうちょ銀行や提携コンビニを利用できるので、店舗がなくても全国どこでも利用しやすいと言えます。新規購入、借換えの住宅ローンの選択肢に入れて検討してみてはいかがでしょうか?

※金利や商品内容は2013年12月現在のものです。
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