(M)otocompo熱狂! 伝説のOTOCOたち年表(4ページ目)

OTOCOたちの減退期（「8時だよ！全員集合」最終回）

ガイド：
次は「OTOCOたちの減退期」です。始まりは、「8時だよ！全員集合」最終回だったんですか？

Dr. Usui：
現メンバーは二世代あって、昭和世代と平成世代。平成世代は「全員集合」より後に生まれているから、その文化を知らないのです。初期および年長メンバーは、ドリフ世代。だから、「全員集合」で区切っているんです。

OTOCOたちの減退期（光GENJI）

ガイド：
1987年の光GENJIデビューはどのように捉えたらいいのですか？

Dr. Usui：
面白いから入れた…まぁ光GENJI以降アイドルが変わったという側面があるんじゃないですか？

OTOCOたちの氷河期（Motocompo）

ガイド：
1986年のチェルノブイリの原発事故、1990年のバブル崩壊、1994年のカート・コバーンの死去と暗いニュースが続きますね。さらに拍車をかけて「OTOCOたちの氷河期」に行っちゃうんですね。

Dr. Usui：
便宜上、2013年からOTOCOたちの時代が来るという事で(笑)。

ガイド：
1997年、氷河期の始まりという辛い時期にMotocompoはデビューするんですね。1998年には『Tokyo New Wave of New Wave ’98』という記念的コンピが発表され、これ以降、Neo New WaveやNew Wave of New Waveと呼ばれたムーヴメントがありましたが、今から考えると、エレクトロクラッシュから始まる世界的エレクトロ・ムーヴメントを先駆けていましたね。

Tokyo New Wave of New Wave ’98 (amazon.co.jp)
Dr. Usui：
そうですね！Motocompoが伝説になるためにぜひ広めて頂きたいものです(笑)！ 1998年に80’sを再解釈してアウトプットしているRephlexのDMX Krewという人に知り合うんです。そもそもその頃、僕は一方的にシンパシーを感じていたんですが、いまや伝説のRephlexナイトが東京の恵比寿ガーデンホールであった時に、彼と知り合って、その後、うちに泊まったりするようになるんです。彼がMotocompoの曲を聴いて、友だちで似た事をやっている仲良くなれそうな人がいるよって言って、僕が聴かされたのが、Chicks On Speedだったんです。その3、4年後にChicks On Speedは盛り上がり始めたんです。

We Are DMX (amazon.co.jp)
ガイド：
この時期、まだその手の事をやろうとしていた人はあまりいなくて、DMX KrewとかGigolo周辺の人たちぐらいでしたしね。確か、この頃ですよね、僕がまだPOP ACADEMYというサイトを更新していて、Dr. Usuiとメールのやり取りとかをしていたのは。

Dr. Usui：
いろいろ取り上げてもらって、嬉しかったです。四方さんとお会いしていなかったら、こうなっていない可能性がありますね。結構、大きい出来事です。自分で音楽やっていて、文脈に位置づけてもらえるというのは！ もの凄く勇気づけられた。

ガイド：
ありがとうございます！

Dr. Usui：
他のアーティストもそうだと思いますが、四方さんに位置づけていただけるのは、勇気になるんです。

ガイド：
じゃ、伝説にしましょう。
2000年にはいよいよMotocompoもメジャーデビューとなりましたが、氷河期の中では気を吐いていたOTOCOたち（いや女子もいました）。

KRACKERJACK PARTY (amazon.co.jp) Dr. Usui：
あの時は、OTOCOたちの時代じゃなかったですね。2000年前後から10年間は、ガーリーな時代でした。