思い出に残る韓流スターのエピソードをお願いします
チャン・グンソクさんにインタビューをしたときのことです。「初恋は何歳でしたか?」と尋ねたら「18歳」と。そこで私が「遅いですね」と言ったら、「じゃあ、あなたは?」と聞き返されました。「4歳」と答えたところ、「それは恋じゃないよ」と。その後、とても深いことまで話してくれました。グンソクさんのドラマ、『君はペット』のときのインタビューでは、共演のキム・ハヌルさんも一緒にお話を伺いました。グンソクさんとハヌルさんの対談なのですが、グンソクさんがハヌルさんに対してS的で(笑)。それをハヌルさんが恥ずかしそうに受け止めていて、ドラマのキャラクターそのままでしたね。
スーバージュニアの皆さんをインタビューさせていただいたときは、お一人ずつと話しました。トップスターなのに、皆さん友達みたいに話してくれました。特にイトゥクさんはバラエティー番組でも気さくで楽しいキャラクターですが、インタビューでも同じでしたね。「好きな曲は何ですか?」と質問したら、「ちょっとまって、いまもってくる!」と、自分のMP3を楽屋から持ってきてくれました。
このとき驚いたのは、グループのリーダーでもあるイトゥクさんが、全員のインタビューが終わるまで残っていて、最後に「今日は取り上げてくれてありがとうございました」と挨拶をして帰られたんです。さすがだな、と思いました。
ビックバンの皆さんは、真摯で礼儀正しい方々です。きっちり敬語を使って話されていました。あの髪型で(笑)まじめに人生について語ったりされるので、そのギャップに驚いてしまいました。
ソ・ジソプさんには芸能人としての強烈なオーラを感じましたね。カメラの前に立った瞬間、ガラッと雰囲気が変わったんです。一枚も捨て写真がない、どこをとってもカッコイイ完璧な写真ばかりで、フォトジェニックだな、と思いました。「クールであまり笑わない」というイメージがあるようですが、実際はお茶目なことも言うし、はにかむし、とても気さくな人だと思いました。
「国民の弟」、イ・スンギさんをインタビューするときは、いつも知恵熱が出ます(笑)。とにかく頭の回転が速く、早口なんです。心を開いているということなので嬉しいのですが、付いていこうと必死です。
キム・ヒョンジュンさんをインタビューさせていただいたときは、難しい単語は他の単語で説明してくれたりと、思いやりを感じました。
最後に、韓国語を勉強している皆さんにひとことお願いします。
韓国語を勉強するときは、同じ年代の友達ばかりでなく、子供からお年寄りまで、いろんな年代の人と話す機会を作ることが大切じゃないかなと思います。ビジネスでパンマル(友達言葉)というのはありえないですし、逆に子供に敬語を使っていたら韓国ではとても不自然なんですよね(笑)。勉強をしていると、やる気を無くしたり挫折したりすることもあるかもしれません。そんなときは気軽に韓国人のお友達と話したり、好きなドラマ、または違うジャンルのドラマを観てみたり気分転換してみたらどうでしょう。がんばりすぎず、細く長く続けることが大切だと思います。頑張ってください!
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K-POPバックステージ・エピソード
(翻訳)